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創作がうまくいかない

だめだなあ。だめだなぁ。
今日は3つも布小物を作ったが、全部ボツ。大失敗。目もかすんで進んでいく糸がよく見えなかった。何にも生み出せない日はたまにある。たぶんこういう日は何もしないほうがいいのだと思う。でも夜中にもう一回チャレンジしてみようかと欲張ってしまう。

絵も裁縫も料理も、うまくいった時は手も作業台も清潔が保たれている。試行錯誤しすぎると、紙も布も食材も「ちょっと、そんなにつっつかないでちょうだい」とそっぽを向く。こねくり回してはだめなのだ。

そういえばこの前、まだ力加減がわからない1歳の娘がてんとう虫を捕まえようと、スコップで叩いたり指でグリグリ押しまくっていた。そのうちてんとう虫は動かなくなってしまった。死んだふり。そっと逃したら畳んだ黒い羽を開いて飛び立っていった。

小さい命の塊である虫を指先で優しく扱うことは、命自体に直接触れることと同じだと思う。モノにも、野菜にも、そのような命のともしびが微かに残っていて、うまく扱えば新しい姿に生き返る。今日の私は指先に優しさとか慎重さが足りないんだな。心当たりは色々ある。新生活、くたびれた。

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