【信条、女性、国家の3つの解放】ジョン・ケネス・ガルブレイス(1908~ 2006)

さっきはじめて知った
「経済学の巨人」
隠れた有名人?好きよ

”20世紀においてその著作が最も読まれた経済学者といっても過言ではない。”

産業国家
…大企業では所有と経営の分離が進み,実質的支配権が経営者・技術者などの専門家集団(テクノストラクチャー)に移る。利潤極大化よりも企業の安定的成長を行動目標とし,競争よりも計画化を重視する産業国家が生まれるという。テクノストラクチャーによる産業国家では社会的アンバランスが広がるため,公共性を重視した公共国家への移行が必要だと説く。…
テクノストラクチャー
企業の所有と経営の分離が進んだ現代では、企業の意思決定は、個人の企業家から、専門化した知識・経験を提供する人々からなる経営陣に移行したとする考え方。


よく考えてみれば、公的セクターと私的セクターを区別すること自体が、無意味なことのように思えてくる。なぜなら、いわゆる公的セクターの仕事の大部分、その根幹となる部分、そして拡張しつつある部分は、私的セクターを潤すことのみを、そのねらいとしているからである。

米国における最大の強者は、大企業でありペンタゴン(軍)です。ここでいう大企業は何らかの形で軍需に関わる産業です。
 この図式で以下のガルブレイス氏の指摘を解すると、公的セクターはペンタゴン、私的セクターは軍需産業と当てはめられます。

文明は、数世紀間にわたる科学、医療、あえて付け加えれば、経済的繁栄の賜物である。その反面、文明は、兵器の増強と周辺諸国への軍事的脅威、そして戦争をも是認してきた。文明を普遍化させるためには、大量殺戮さえもが避けて通れぬ道だとして正当化されるようになった。・・・
 戦争にまつわる経済社会的諸問題は、飢えや貧困と同じく、人類の英知と行動によって解決するしか他に手立てはない。解決へ向けての動きはすでに始まっていると見てよい。いまもって戦争は人類の犯す失敗の最たるものなのである。


【wiki】
その主張は、主流派(古典派的)経済学者からは偶像破壊主義者的に見做されることも多い。その理由としては、ガルブレイスが経済学の数学的なモデリングを忌避し、平易な記述の政治経済学を指向していることが挙げられる。また、さらに進んで、彼の論理が確固とした実証研究に基づいていないと批判する経済学者も少なくない。

1967年の『新しい産業国家』の中で、彼は、アメリカでは完全競争の仮定に当てはまるような産業は実際にはほとんど存在しないとを述べている。ガルブレイス自身は『ゆたかな社会』『新しい産業国家』『経済学と公共目的』を三部作と呼んでいる。また、『ゆたかな社会』『新しい産業国家』を自分の最良の著作と考えている。


短期的に見て、無能な主張
中期的に見て、無用な主張
長期的に見て、無明な主張

だからこそ、彼は経済学者として愛されたのだろう。


彼の著書『不確実性の時代』これは聞いたことある。

「わからない(無知の知)」を、人前で胸を張って言えた、

最後の政治家だったのかな。


雰囲気が 成田 悠輔 に似てて好き。




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