新しいネコが家に来たら

ブログ記事より転載して追記

最近保護犬猫の譲渡数が増えている、なんていう記事を目にしますので、
新しいネコさんがおうちに来たら、を書いておきます。
ホームページ内記事も参考にしてください。

1.まずは、「危険ではない」ことを理解させる。
ただでさえ、ネコは縄張りを意識する動物なので、知らない場所がとても苦手です。
来たばかりはとても緊張しているので、触ったり抱っこしたいところですが、まずは何もしないで見守る。見るだけです。
はじめから怖い思いが強くなってしまうと「新しい人間=怖い」となってしまいます。
「いつもいる人=家族」となるような結び付けにしてあげる必要があります。
そのためには極力怖い思いをさせないように気を使います。
大きな音、大きな動き、強い臭いなども怖い思いにつながりやすいので注意します。

2.家族のヒトも手を出さない「安全地帯」を与える
ネコは緊張すると、狭い隙間などに隠れようとします。
初めての場所はとても緊張しているものなので、「安全地帯」を求めて
押入れや見えないところなど、隠れられる場所を求めて、行きたがるかもしれません。そこから出しても隠れてばかりいる場合は、不安が大きい時かもしれませんので、出てくるまで、ちょっと待ってあげましょう。(中に何か危険なものがあるかもしれませんので、放置のままもよくありません。)
誰も手を出さない場所を決めて「安全地帯」を与えてあげましょう。
段ボール箱などで「安全地帯」を作ってあげるのも有効です。

3.トイレを理解させる
多くのネコさんは、一般的なネコトイレを比較的よく受け入れてくれます。
用意するトイレは、スペース的に許されるなら、小さいよりは大きい方がおススメです。
はじめは慣れないとおトイレも我慢しているかもしれません。
ひとりで安心して用が足せるようなストレスフリーな場所におトイレを設置して下さい。ネコもおトイレ中にじっと眺められていたり、テレビの音が大きな場所のおトイレはあまり好きではなさそうです。

おしっこやうんちがしてあったら、なるだけ素早く片付けてあげましょう。
綺麗好きなネコの習性を考えると、数日以上交換しないトイレマットはあまりお勧めできるものではありません。
屋根付きのおトイレは人間には都合のいいもので、見た目のいいものですが、ネコには「狭い公衆トイレ」をイメージさせるもの、という場合もあるそうです。ネコトイレもDX、みたいな自動お掃除トイレもありますが、個人的にはあまり積極的になれないでいます。

おうちの中にそろえるおトイレの数は、ネコの数プラス1以上といわれています。(1頭だったら2つ以上、2頭だったら3つ以上という具合)

4.ご飯を複数そろえておく
ドライフード、缶製品、パウチ製品、肉、魚、どれじゃないとダメというのはありません。
どれだけお腹が空いていても、やはり安心してたべられる環境を意識してください。
そして、初めて食べるものは、なかなか食が進まないこともあります。それが食べものだと知らない事も多いのです。
全然食べない時は少しだけ舐めさせて、食べものだと理解すると、それから食べ始めることもあります。

ちゅーるばっかりだと、よくないです…
便利なので、使いますが、万能、というものではありません。

ちなみに、丸1日食べない時はすぐに病院に相談してください。


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