【着ぐるみ制作】首毛の作り方【アドカレ16日目】
響音カゲです。
着ぐるみで、ヘッドとボディの間に隙間ができちゃうと、そこから中が見えてしまいます。それを防ぐのが首毛です。
ケモノ着ぐるみの構造上、ヘッドが上から被さる形になるので、このパーツはどうしても必要になります。
今回は、この首毛の作り方を紹介します。
首毛は最後に作る人と、ヘッドの型取りで一緒に作ってしまう人の2パターンがありますが、今回は両方とも紹介します。
首毛がなく、首のあるケモノ着ぐるみの作り方も、文末で少しだけ紹介しておきます。
材料
サランラップ
ガムテープ
本人で型取りする場合
首毛以外は完成したヘッド
お手伝いしてくれる人
マネキンで型取りする場合
マネキンやトルソー
手順
ヘッドの型取りと一緒にやる場合
まずは、ヘッドの型取りと一緒にやっちゃう場合について。
マネキンやトルソーに被せた状態でヘッドの型取りが終わったら、首の方までサランラップを巻いていきます。ボディの隙間が十分に隠れる分だけ広げるようにしましょう。
首にサランラップを巻き終えたら、上からガムテープを貼って型取りしていけば終わりです。
ちなみに、ラップを巻いたヘッドは通気性がないので、本人が被ってやると窒息死します。やめましょう。
首毛以外完成したヘッドに首毛を付ける場合
まずは、マネキンにヘッドを被せるか、自分でヘッドを被ります。可能であれば、ボディを着た状態でやるとより正確に型取りができます。
次に、首すれすれまでサランラップを巻いていきます。
このサランラップに、ガムテープを貼って型取りしていきます。
ヘッドにくっつけないよう慎重に。
紙を首周りに扇形に巻いて型取りする人もいます。
平面作図で作る方法
どうしても型取りできない場合に。首毛の扇形を平面で作図して作る方法があります。おすすめはしませんが、1つの方法として紹介しておきます。
首を見せる首毛の作り方
これまでに紹介した作り方だと、首毛で首が隠れてしまうため、首を見せる着ぐるみは作れません。
首のある着ぐるみを作るには、知っている限りでは
ボディとヘッドを一体型にする
首毛を体にフィットさせる
の2つの方法があります。
ボディとヘッドを一体型にする
ヘッドとボディのファーに境目を作らず、一体型にして、背面ファスナー等から着れるようにする方法です。
ボディとヘッドを一体型にするのは
洗濯が気軽に出来なくなる
自力での着用が困難になる
など、めちゃくちゃ管理が大変になるので、イベントに出すような着ぐるみでは不向きです。
一応、ファスナー等で首毛を分離できるようにすることもできなくはないですが、自力で着れる構造にするのがかなり大変になるので、おすすめはしません。
首毛を一時的にファスナーで止められる、ぐらいにしておくのがまだ妥協案としては無難なところです。
首毛を体にフィットさせる
田代憂さんがやっている方法です。
ヘッドの首毛に紐を付け、脇の下でテンションを掛けることで首毛を体に密着させ、ボディ側は紐で締めることで隙間をなくすという方法です。
一人での着用はかなり大変になりますが、イベント等でも出しやすいギリギリのラインだと思います。
まとめ
首毛は自力でやるのが大変な作業の1つです。できれば他の人にやってもらったほうが、精度のいい首毛が作れます。
また、首のある着ぐるみは作るのが大変ですが、こだわったキャラクターを作るのであれば挑戦してみても良いと思います。
それでは。
明日の記事は「【着ぐるみ制作】簡単な耳の作り方を説明する」です。
キャラクターの創作費に使わせていただきます。