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マネーフォワードのインターン生がDesignshipで感じたデザイナーの役割

こんにちは、マネーフォワードでインターンをしているひびきです。
10.23(土)、10.24(日)と2日間に渡って開催されたDesignship。あらゆるデザインナレッジが集結したイベントを体験して感じたことを、マネーフォワードデザイナー内定者として、そしてデザイナーを志す一人の学生として簡単にお話ししたいと思います。

はじめてのDesignship

以前から存在は知っていたDesignshipですが、今回初めて参加してスピーカーとコンテンツの幅広さに正直驚きました。デザイナーなら知らない人はいないであろう深澤直人さんの「今デザインにできること」からグッドデザイン賞でさらに注目を浴びたみんなの銀行を解剖していくセッションまで。メーカーもベンチャーもごっちゃに集まり、ものすごい厚みでした。
「デザイン」という共通言語を持ち「デザインの力を信じている」人たちが集まるとこんなにも面白くパワフルなコンテンツになるのだ、とデザインに関わる身として沸々と感情が高まるのを感じました。
今回のDesignShipを通じて、大切な学びももちろんありつつ、自分の行動を見直すべきかもしれないという気付きもあり、たくさんの収穫がありました。今回は気付きを振り返っていきたいと思います。

組織のUIデザイナーはどうあるべき?

最も印象的だったのはやはり冒頭、深澤直人さんの「デザインは問題を解決することと思っている人が多いが、デザインは何を問題とするのかの定義を見出すものであり、それに対応した最適解を導き出すこと」という言葉でした。
組織でデザイナーという立場で仕事をしていく上で、往々にしてこんな状況に出会うはず。デザイナーは何を問題とするのかの定義を見出し、それに対応した最適解を導き出すスペシャリストでなければならないと強く感じさせられました。
と同時に引っかかったのが、「輪郭にこだわる。1mmたりともズレてはいけない。」という言葉。深澤さんの洗練されたプロダクト群を前に、否応にも納得させられてしまいます。そして浮かんだのが「輪郭にこだわり、UIデザインできているか?」という自分への問いでした。

「1pxにこだわるのとはどこか違う、どうしても譲れない自分なりの美意識を持ってUIデザインできているか?」
「そもそも、ある意味では組織に逆行するような職人気質な考えを持ち込むべきなのか?」
「けれど、個人個人が確固たる美意識を持つことはUIデザイナーだろうと、ものづくりする全ての人が持っていて良いものだし...」

様々な疑問が浮かび、なかなかスッキリしません。正直、自分の中でもまだ結論は出ていません。皆さんはどう思いますか?

マネーフォワードでできること

組織のデザイナーについて考えたり、色々なインプットがあったDesignshipでしたが、スピーカーの皆さんが口を揃えていっていたのが、「共に開発するメンバーに実際にやってもらった」という一言。ここに全てが詰まっているような気がしました。
まさにこれがマネーフォワードが掲げる「User Focus」に繋がる。そしてデザイナーにはそれを実行する使命があるとも感じました。
実際にやってもらえるプロトタイプをつくる、実際にやってもらって何が問題か定義する、実際にやってもらって感動を届け共有する...
全部デザイナーが率先してやっていけるはずです。けれどまだまだデザイナーが役割を果たしきれていない部分も多々あるように感じます。プロダクト群もデザイン組織も急拡大しているマネーフォワードのデザイナーが真に「User Focus」できたら、日本最強のデザインチームが出来るはず!
マネーフォワードのいちデザイナーとして、ユーザーの人生をフォワードできるよう、精進して参ります!

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