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デザイナー就活を考える。

この記事は「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2022」8日目の記事です🎄

はじめに

はじめまして!
株式会社マネーフォワードにてUIデザイナーをしているひびきです。22新卒デザイナーとして入社しました。現在はtoBSaaSプロダクトである、マネーフォワードクラウドのUI/UXデザインを担当しています。

今回24卒のデザイナーを目指す学生さんに向けた記事を書く、ということで自分のデザイナー就活を振り返って皆さんに伝えたいことを整理してみました。デザイナー就活について考える中で、僕の言葉が何かしら思考のフックになってくれたら嬉しいです。

この記事で伝えたいこと

まず結論から話してしまうと、この記事に書いてあるのは、ポートフォリオの作り方や、面接のノウハウなど、今すぐ役立つTipsではありません。ここでお伝えしたいのは、"僕はデザイナー就活をどう捉えたか"です。つまりあくまで"僕の"捉え方です。決して正解があるものではないので、答えではなくプロセスを参考にしていただければと思います。

この記事が、デザイナー就活について皆さん自身が思考を巡らせて、あれこれ考えるきっかけになれば幸いです。

モノやコトは多面的である

目に映るのはなんだろう

就活云々以前に、僕はモノやコトは多面的である、と考えています。とあるモノやコトを自分の視点から観察しているとき、目に映るのものはひとつの側面であるに過ぎないはずだ、ということです。具象の軸を行き来してみたり、いろいろな立場・状況の他人の視点を意識してみたりして、なるべく多面的に輪郭を捉え、本質は何なのかを思考するようにしています。

この考え方は、今までいろいろな経験、とりわけ”デザインする”という経験の中で培われてきたように感じています。

デザイナー就活を多面的に捉える

では、「デザイナー就活」を多面的に観察してみるとどうなるでしょうか?
就活はネガティブな面ばかりがフィーチャーされるイベントだとは思います。中身のない形骸化した面接練習や、就職という手段が目的化した自己分析など、「これって意味あるの?本質的なの?」ということに溢れています。もちろんポジティブに捉えろ、と言いたいわけではありません。ただ、違う面を探ろうと努力することは出来ると思っています。

他の角度から見てみると発見がある

じゃあ僕はどう捉えたのか? 僕は、デザイナー就活とは『「ポートフォリオや面接を通して表現された個人の思想」と「企業の目指す世界」とのマッチングの機会であり、企業というフィルターを通して自己を客観視するチャンス』と捉えました。
少し詳細に説明します。

「ポートフォリオや面接を通して表現された個人の思想」と「企業の目指す世界」とのマッチングの機会

ReDesignerの田口さん(僕もめちゃくちゃお世話になりました)も"マッチング"という言葉で就活を表現していて、とても素敵だなと思い、共感しています。僕は就活を通して、新卒のデザイナーと企業のマッチングにおいて重要なのは、スキル<人柄・コミュニケーション力<ビジョン(とそれに付随するカルチャーフィット)だと感じました。一定以上のスキルは大前提として、その水準(目安はポートフォリオでの書類選考)を上回っていればあとは合うか合わないかのマッチングです。お祈りされたからといって落ち込む必要はなく、「なるほど、合わなかったのか、しょうがない。」程度に受け止めればいいと考えています。

企業というフィルターを通して自己を客観視するチャンス

マッチングという言葉から考えれば自然ですが、就活において学生と企業はフラットな関係だと思っています。決して企業が偉いわけではありません、学生の皆さんはこの就活という機会を存分に利用してやればいいのです。「自分の描きたい世界とこの企業のビジョンは似てるようで実は違う」
「こんなデザイナーさんをロールモデルにして成長したい」
「全く興味のない領域だったけど話を聞いてみるとかなり面白いかも」
就活とはアンテナを張ればたくさんの気付きが得られるチャンスです。学生というだけで、偉い人や普段普段表に出てこない人、とにかく色々な人と話ができる絶好の機会です。この機会を活用しない手はないです。

おわりに

僕の考えを徒然に書き殴ってしまいましたが、いかがだったでしょうか?賛否両論あるでしょうが、他の面を観察してみることが重要ということが伝わっていれば幸いです。もちろんそれが出来たとして、就活を経験していく中での苦しさや葛藤がなくなるわけではありません。ですが、それすら自らの成長の養分としてしまうほどに就活をデザインしてやりましょう。応援しています!


マネーフォワードのデザイン組織が気になる方はぜひデザイナーサイトを覗いてみてください。

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