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劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライトの感想とか

※この記事にはネタバレが含まれています。ご鑑賞前の方はご注意ください








 こんばんは!みなさんスタァライトしていますか?
VTuberの山科ひびやです。


 2021年6月13日に劇場場スタァライトをキメてきました。

 本来は劇場公開日4日の翌日に鑑賞予定でしたが、諸事象で中止に。
私の住んでる所から劇場までは遠く中々気軽に行ける距離でもありません……昨今のこのご時世、遠出もあまり出来ないので、配信や映像ソフトが発売するまで我慢しよう……
 仕方がなくTV版や総集編映画ロンドロンドロンドをループ再生する毎日。
公開日に視聴したTLの舞台少女先輩たちのふせったーによる伏字感想が流れてきて悶々とした日々を過ごしていると、丁度配信サービスでTV版の無料視聴期間があったので、スタァライト初見勢の感想が流れて来るではありませんか。
そもそも私も本放送時に「実質仮面ライダー龍騎」「青いほうがサバイブする」「黄色はオーディン」等、TL上で話題になっていた事もあり、ニコニコ生放送で8話までの一挙放送をみてそこから一気にハマってしまいました。
 Twitterに感想をや考察を書くと、スタァライトオタク達がリツイートやいいねをくれたりリプライを飛ばしてくれたのがすごくうれしかったのを覚えています。
 これは私もおなじ事をやらないといけないな……と放送当時の方々と同じ「キリン顔」でリツイートやいいねをさせて頂きました。あの時反応させていただいた方々、迷惑だったらこの場を借りてお詫びします。でも「わかってください」
 そうして初見勢の感想を摂取していると「これはもう無理矢理でも時間作って行くしかないな……」とかなり無理をして当日超特急で劇場に向かうことに決めたのでした。

 当日、劇場でみたのは衝撃的な光景でした。
脳を焼き尽くす映像美、衝撃的なストーリー展開、そしてレヴュー……
私はあの2時間の間で「スタァライト」されちゃいました……私の中の「きらめき」は焼き尽くされ、あの時間が夢だったんじゃないかと今でも思っています。
しかし私も舞台少女の一人(?)ここで歩みを止めるわけにはいきません。お堅い映画レビューは文章力の高い方々にお任せします。
私は私で劇場体験という「きらめき」を「再生産」して、皆様に体験を少しでも共感していただけたら幸いです。拙い語彙力かもしれませんがよろしくお願いします。
『山科ひびやの映画レヴュー』開演いたします。

 

まずは「皆殺しのレヴュー」ですよ。それぞれ進路を決めて、腑抜けてしまった(?)浮足立ってるみんなに活を入れる為にオーディション風の決闘が開始されます。
このための「仕込み」というか打ち合わせが前回の総集編ロンドロンドロンドだったと自分では解釈してます。
「みんな喋りすぎ」
流石の天堂真矢と、オーディションを渇望していた香子以外は、何が起こったか解からず……と言ったところでしょうが、全員が脇差「舞」で瞬殺されてしまいます。こういう強キャラ描写大好きです。さすがは大場なな。
遅れてやってきた「論」で全員を倒してしまう大場なな。やはり積み上げてきた「きらめき」は伊達ではないという事でしょうか。
「まるで強いお酒を飲んだみたい」と言う大場なな。みんなにえ?え?って言われて3回ぐらい繰り返した後、純那ちゃんは「私たち未成年じゃない……」とかマジレスしちゃう。ダメだよジュンジュン。舞台の上で冷静にツッコんじゃったら……鳥バード2018とかもツッコんじゃいけないんだよ舞台だもの。そんな事もわからなくなっちゃったんだねみんな……
そして舞台はそれぞれのレヴューに繋がっていきます。

 香子と双葉の怨みのレヴュー、こういう湿度が高いの良いよね……「表出ろや」が滅茶苦茶ドスが効いててめっちゃいい。てか香子さんの衣装にめっちゃドキドキしました。
デコトラ対決、セクシー本堂色々言いたい事もありますが、やっぱり2人の関係性が良いですよね。
最下位で聖翔に入学した双葉の新国立受合格を誰よりも信じていたからこそ、信じて送り出そうとしていたと(多分、劇中では言及無かったはずだけど多分そういう事だと思う)思っていた。なのに、幼馴染でずっと一緒にいた自分に相談も無く、新しいオンナ西條クロディーヌには相談してるってそりゃキレますわ……しかも相談したら反対されると思ったから……って……そういう所だぞ石道双葉!!
「香子のかがやく姿を一番近くで見たい!」→「追いかけるだけじゃいやだ!私も追いかけられたい!」→「香子ばっかりずるい!」の変化最高です……もうこの人他の作品なら主人公だよ!
最期に星を断ち切るのが「鏡」なのがいいですね……いい……最初からこんなの見せてもらっていいんですか!?

 ひかり、まひるの競演のレヴュー、本来なら盛り上がったはずなんですよねオリンピック……色々ゴタゴタが続いているのが逆に笑いどころになってると思いますねこのレヴュー。
「競演」と名前が付いてますが、「舞台」には立ってこないひかり、それに対して「ちゃんと演技してよ!」と追い詰めるベンチブレス世界記録のまひるちゃん。
TV版の頃から思ってましたがこの子やっぱりめっちゃ怖いよ!!!ほぼホラーじゃない!前回から彼女のレヴューは色々な所を縦横無尽に駆け回って華恋を追い詰めてましたが、今回はひかりを負い回します。
「もっとちゃんと演技してよ」って言うのは「華恋ちゃんを舞台の世界に引き込んだのはあなたなんだから、逃げずに華恋ちゃんと向き合ってよ!」って事なんでしょうか?
結果的にまひるちゃんに負けてしまうひかりですが、「華恋のファンになるのが怖かった」と吐露するひかりを優しく包み込むまひるちゃん。天使かよ……
私には何もないって言ってたまひるちゃんが「舞台で生きていく」って決めたのでもう泣ける……まひるちゃんは強い子だよ……
ひかりちゃんもずっと逃げていた華恋と向き合うことを決め、まひるちゃんから渡された金メダル、あれは「星」の形をしていたってことは私、再生産って事なんですよね?!
ところで最後ひかりちゃんが「さっきの演技、本当に怖かった!舞台女優だった!」って言ってましたがそれホントに演技だったんですかね……

 純那ちゃんと大場ななの狩りのレヴュー
いやもうさぁ……大場ななさぁ……そういう所だぞ!おまえ!!!(かわいい)(夢女になりたい)(でも深くはかかわりたくない)
そんなんだから大場なな 酒、大場なな 夢女、大場なな 足癖とかサジェストされるんだぞ!!!
でもさぁ……武器も破壊され、泣いちゃって切腹まで迫られてそれでも大場ななの刀に自分の宝石叩きつけて「殺して見せろよ!!大場なな!!」って啖呵切る純那ちゃん最高じゃない!!???
大場ななはみんなの事「舞台少女として死んだ」って思ってるけど純那ちゃんが殺して見せろ!って事は「私は(私たちは)死んでねーよ!!」って事だよね。刀撮られて狼狽してるのかわいいよね……
あ~あ、泣いちゃったってあきれてた大場ななが純那ちゃんに負けて泣いちゃうのかわいいよね……そういう所だぞ大場なな……

天堂真矢と西條クロディーヌの魂のレヴュー、真矢クロさぁ……これ以上私を夢女子にしないで欲しいの!!!!
悪魔と契約を交わすってそれ「ファウスト」じゃん!!
このレヴュー、天堂真矢はもちろん、西條クロディーヌがカッコいいのよ!!!!なんだかんだずっと天堂真矢を翻弄し圧倒してたじゃん!!
誰よりも天堂真矢の強さを理解し、研究していたからこそ、舞台の理を変えてでも天堂真矢に追いつくその姿勢!!絶対みんな好きな奴やん!
舞台の神(与えられた役を何でもこなそうとする意志?)になろうとした天堂真矢に、「あんたは誰よりも人間臭いじゃん」と返す西條クロディーヌ。
本来舞台と言うのは「神」を自分に降ろして信託を得ようとしたのが起源、それに対して誰よりも人間であると返すのは理にかなってると思う。
舞台上の圧倒的な強さと対照的に、This is お芋だったり香子からの贈り物に目を輝かしたり、蟹バクバク食ったり、動物将棋弱かったり……誰よりも舞台上とのギャップがあったキャラだったと思う。
それを誰よりわかっているのは西條クロディーヌなんだよなぁ……誰よりも負けず嫌いで、誰よりも天堂真矢をわかってる……天堂真矢は負けてない!負けたのは私!って言ってた一人の舞台少女がその執念で天堂真矢を倒すの美しすぎるでしょ……

 そしてここまで「舞台の上」に立ってなかった主人公、愛城華恋
幼い頃は引っ込み思案で、ひかりちゃんと出会ってからどんどん明るい性格になっていきました。ひかりちゃんとみた「スタァライト」の舞台、その「きらめき」を二人であの舞台に立とうという意志で突き進むことを決めた……と言うのはTV版でも明かされていましたが、TV版を通じて「二人でスタァライトする」と言う夢がかなってしまった華恋は他の舞台少女たちと違い進路を決められずにいる……文字通りここで「舞台少女」としては死んでしまったんですね……
実は舞台経験がそれなりにあるってのはロロロのパンフでも明かされていました。「ひかりちゃんとスタァライトする」という「約束」だけを頼りに突き進む姿、これがどれだけ凄まじい事か……作中でも母親や、叔母さん、友人たちに応援されながらも舞台の上で歩んでいく姿は狂気すら感じられます。
今回初めて「男子生徒」の存在が出てきましたが、あれは多分本来なら恋の一つでもして青春を謳歌していたであろう……と言うことを表してたんでしょう。でもそれすらも「きらめき」に変えて突き進むしかなかったんですね。ひかりちゃんとの約束の為に……
そんな華恋ですら、大場ななのループ上ではオーディションから外れてしまう、どんな魔境なんだよ……華恋ほどの「きらめき」を持ってしてでも上に上がる事は難しかった……
それでもTV版ではひかりちゃんが転校してきて、「ひかりちゃんと一緒にスタァライトしたい」という一心でキリンのオーディションを戦い抜いて、ついにひかりちゃんと一緒の舞台に立つという夢が「叶ってしまった」
「空っぽ」になってしまった彼女ですが、それでも彼女も「舞台少女」。ひかりちゃんとの戦いの中で、新たな願い「ひかりに負けたくない」という新たな願いを叶えるために、幼い頃のひかりちゃんとの約束、小学生や中学生の頃の舞台の経験、前回のオーディション、すべてを燃やし、「私、再生産」するながれもう号泣です。コロナ化で一つ飛ばしの客席であっても、周りからもすすり泣きが聞こえてきました。
みんな好きよね今までの関係性が変わって親友の呼び方が変わるの。最高でした。
今回のレヴューを通して「からっぽ」になってしまった。愛城華恋。これから先どんな舞台を進んで行くのか。「レヴュースタァライト」という舞台の「観客」という役割を与えられた我々もぜひ彼女たちの新たな舞台を見守りたいですね。わかります。

今回、印象に残ったのは101回聖翔祭の決起集会、眞井さんと雨宮さんのシーンでしょうか。
雨宮さんの脚本が書けない気持ち。わかります。よりよくしようとするたびに筆がすすまないのわかります……だってこの記事書いてる私がそうだから……でも書かないといけないんです!!書かないと進めないんですよ!!!
怖いよねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
眞井さんの叫びわかります。みんな怖いんだよ……
裏方である彼女たちも彼女たちも「舞台少女」だという事がわかってとても良かったです。

 そろそろ私のレヴュースタァライト感想は終わろうと思います。
1回しか視聴していない上に、中々感想が言語化できず、モヤモヤする事もありましたが、とりあえず形にしてみました。拙い語彙力、文章力かもしれませんが魂と情熱をこめて表現したつもりです。
この感想をみてもう一回劇場版をみたい!とおもっていただけたら嬉しい事はありません。もし見ていない方がいらしたら今のうちに劇場まで足をお運びください。
そして私のように魂と情熱で書かれた感想をぜひ見せてください。
視聴済みの「舞台少女」達がみんなでその感想を見に行きます!!

最期に


「少女☆歌劇レヴュースタァライト」はいいぞ!!!!

ご清聴、ありがとうございました。

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