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豊中方式とインクルーシブについて考える

年中の息子の就学について情報収集をする中で、豊中市の小学校のドキュメンタリーを見た。
原学級保障というらしいが、普通級の中で障害の有無にかかわらず過ごせるようになっているらしい。分離教育でなく本来の意味のインクルーシブの形だと思う。

一番印象的だったのは当事者の子どもよりも周りの子供たち。そういう日常が当たり前のなかで育つということはとても重要で意味があるように思えた。こういう当たり前の中で育てば障害への偏見が減ったり自然なかかわり方が身につくのではと思わずにはいられなかった。

その一方でその中で触れられていた子が全盲だったこと。知的や情緒面に問題のない子で、そういう意味ではもともと子供の社会に受け入れられやすい子だった。
自閉症のような情緒、社会性に課題のある子は子供たちがどうやって理解し受け入れてくれるのだろうか。
もう少し情報収集が必要だなと思っている。

世界でも分離教育でなくインクルーシブ、同じ学級の中で過ごすことが推進されていて、私自身も可能であればそうさせたいと考えている。そういう教育を推進している自治体や小学校を調べて転居も視野に入れている。
専門医の中でも普通の子(モデル)の中で学ぶことはメリットが多いという意見もあり、確かに社会に出ることを考えたら社会と同じ多数派の中で育つべきだなと思う。
受け入れ態勢、人員、教員の知識その辺が課題になるのだろうか。
そして文科省のある意味逆を行く通達。(支援級の児童は半数以上の時間を支援級で過ごす)確かに十分にサポートできずに普通級に放り込んでいるような面に配慮した通達なのかもしれない。その一方で豊中方式を狙い撃ちした通達ともいえるらしい。

他害がある子なんかはほかの子の安全のために分離されるのもわからなくはない。だからこそ、早期療育をエビデンスに基づく方法に切り替え(ABA)、幼児教育にかかわる先生方も同じ知識を持って、問題行動を学習させず、望ましい行動を増やし、少しでも社会に受け入れられる状態で就学に向かうことが大事なのではと。
しっかりと幼児教育や療育で就学への準備ができる ということが一緒に学ぶ子どもの保護者の安心にもつながるだろうし、先生方もABAの知識・発達障害への寛容な理解(決めつけ・思い込みではなく)が必要だと感じる。

最近PRTについての本を読んでこれは加配の先生が知って実践ができたら加配が療育を兼ねるのでは?とかそんなことも考えていて。
PRT ピボタルレスポンストレーニング (togetheraba.jp)

大学の授業の中で出てきた日本の教育の現状や課題がまさに・・・と思わずにはいられない。子供の就学先の候補に対してまだ答えは出ていないけど、豊中方式のデメリットも含めて情報を集めていきたいなと思う。

それと同時にインクルーシブ教育の在り方についても親として、社会の一員としてしっかり考えていこうと思う。

後期は特別支援教育についての授業もとってみようかな。


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