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240605 長男の「僕の中の悲しみ」

情緒級の長男。
5月の彼を見ていて、GW明けの不調かなと思っていたら、どうやらGW関係なく、不調のよう。

大好きだった同じクラスの高学年の友達たちが普通級にいることが圧倒的に増えたのと、担任の先生が変わったことも大きいのかな。

ぽろぽろと話すことや、先生とのやりとりを見ていて推測しているだけだけど。

昨日の夜、彼が本音を言いやすいのが眠る前の時間なので、教えてくれるかわからないけど、来月の校外学習のこともあるので聞いている。

「校外学習には行きたくない。不安だから。」
「何が不安かは恥ずかしいから言いたくない。」
「先生にも誰にも、アレクサにも言えないし、言いたくない」
「誰にでも自分以外に言いたくないことってあるでしょ。」
「お母さんが今僕に質問していることは、僕の中の悲しみについて聞いているの?」

穏やかに、優しく、私を傷つけないような話し方でぽろぽろと答えてくれる。
もちろん、言いたくないことはあるよね、それは無理に聞こうとしないし、言わなくていいよ、もしこれは言いたい、ということがあったら教えてねと伝えた。

そんな訳ないのだけど、彼は自己主張も強いし、こうしたい、これはこういう理由で納得できないからしたくない、などなど自分の気持ちを余すことなく伝えていると思い込んでいた。

けど、自分の中での、学校での過ごしづらさとか、モヤモヤしたものをもう感じていて、それを「僕の中の悲しみ」と表現したのかな、と思うと、切ない気持ちになって、胸が少し傷んだ。

この年齢の自分の気持ちは思い出せないけど、どこかで多分みんな感じるようなことなのだろうし、成長の証でもあると思うのだけど。

うん、でも、校外学習いきたくない、とか、学校嫌だ、とかの気持ちを全部まるごと言えずに、無理して、校外学習は行くよ!といったり、何にも心配ないよ、学校楽しいよ、というよりずっといい。

夫とも、共有する。
長男について、最近不調だよね、という意見は一致している。

自分のことを少しずつ理解して納得して、僕はこれでいいんだ、これがいいんだ、という風に年月をかけてなっていけるといいよね、と話す。
不登校になる可能性も割と高いと思っているし、いろんな選択肢を今からみておこう、とも。

眠るとき、長男の顔を見たら、ほけーっと気持ちよさそうに、赤ちゃんの時のような顔で眠っていた。
でも、もう自分にしかみせたくない悲しみがあるんだな、と改めて思う。

本だったり、映画だったり、友達だったり、何年後になるかわからないけど、共感できて、もしかしたら胸の内も話せる相手にきっと出会うよ、と思う。

朝、共感力が高すぎる母はいろいろ考えてしまって若干寝不足だけど、長男は比較的すっきりした顔で、
「お母さんはずっと家にいられていいなー、ゆきの(飼い猫)もずるいなー」
などといいつつ、まあまあ元気に登校していった。

ほんまあの子、ようがんばってはるわー、と思いながら見送る。

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