「わからない」を愛でる

かつて、世界は未知へのロマンで溢れていた。

この海の向こうに何があるのか。
月はなぜ落ちてこないのか。

インターネットに地表を覆われた現在。
あれもこれも、調べればすぐにわかる。
なんなら、調べなくても飛び込んでくる情報たち。

ヒトとウニは遺伝子の数がほぼ同じで、
その70%が共通しているらしい。

だから、あえて。
わからないものを、わからないままにしておこう
と思う。

家にはテレビを置かない。
新聞も読まない。
「羽生結弦」の読み方もわからない。

ところが。
ある時、YouTubeをながめていると、
アナウンサーが言った。

「はにゅうゆずる」

やめてくれ。
わからないままにしておきたかったんだ。
「はぶゆいげん」を返してくれ。

ずいぶん長いこと生きてきたけれど。
いまだに、右翼と左翼がわからない。
どっちが、どっちなのか。

コメント欄で説明するのはやめてほしい。
メンションで説明するのはやめてほしい。

わからないまま、死にたいんだ。


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三姉妹のシングルファーザー。株式会社トーフラボ代表。ボランティアカメラマン。自由に生きています。 http://tofulab.jp 写真を撮ったり、文章を書いたり、本を読んだりするのが好きです。Wi-Fi環境下でしか生存できません。

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