見出し画像

フィンランドシンドローム

フィンランド症候群という言葉をご存知だろうか?

フィンランド保健局が1970 - 80年代に行ったとされる実験で、数百人の被験者を二つのグループに分け、一方には定期的な健康診断と、タバコや飲酒を控えよう指導し、もう一方のグループは野放しにして、15年後に結果を見たところ、健康を維持するための介入を受けたグループの方が死亡率、心疾患死亡率共に高かった。これをフィンランド症候群と呼び、「健康的な生活を維持するために掛かるストレスは、やりたい放題の生活よりも健康を害する。だから好き勝手に生きなさい(バイアスあり)」というありがたいご神託が生まれたのである。

フィンランド症候群

私は自分に都合の良いことは何でも信じることにしているので、早速手帳の1ページ目の金言リストに書き加えたものの、何かシコリが残る。
そもそもみんなが健康指導を守ってるって保証はどこにあるの?と思っていたら、やはり物言いがあった。

フィンランド症候群のうそ

要約すると、禁煙や禁酒の指導を受けていたグループと、もう一方のグループに喫煙量や飲酒量の差がなかったという説があるようだ。

ネットを利用するには嘘を嘘と見抜ける力が必要なようだが、完璧に嘘を見分けることは非現実的なので、私はフィンランド症候群は正しいと信じることにする。信じる者は救われるのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?