見出し画像

辛いできごとは自己成長のための好機

プラス思考が身に付く

ここ一年くらい、私はいくつもの問題を同時に抱えている。人間関係、会社でのゴタゴタ、健康上の問題。自分的には結構深刻なものばかりだ。ともすれば心が沈みがちになる。
しかし、「辛いできごとは自己成長のための好機」と思うようにしてきた。よくあるスピリチュアル(?)や自己啓発本に謳われているように。だってそうでないとやってられないでしょう。人間、信じたいものを信じるのだ。

でも最近は、「辛いできごとは自己成長のための好機」と信じるようになってきた。「思うように」->「信じるように」は大きい違いだ。努力してやろうとしてきたことが自然にできるようになったのだから、脳への負担が激減した。きっかけは、過去の経験の振り返りだ。過去特に辛かった時期を思い返すと、その後に時間差で大きな飛躍が必ずあった。飛躍とは色々な意味ではあるが、例えばみんな大好きで、わかりやすいお金を切り口に見てみよう。

年収5億円

私は、2014年時点の年収は、約270万円。ちなみに東京都心の話だ。年齢はアラサー。当時は青臭い正義感に駆られ、非常に社会性の高いビジネスを展開するベンチャーに騙されて入った。貯金を切り崩しながら月150時間の残業をこなすのは辛かったが、その後転職し、2016年時点で年収1,000万円を超えた(怪しい仕事じゃないよ)。実に2年で3.7倍である。この新しい会社の仕事も楽ではなかったが、もっと「楽ではない」環境からきたので、ハングリー精神を持って頑張ることができた。正に災い転じて福となす(ちょっと違うか)。


その後も快進撃を続け、2年で3.7倍ずつ昇給し、昨年2022年の年収は、5億653万円である。もはや端数でさえ2014年の年収の倍以上。と上手くいったら良かったが、まったくそんなことはなく、確定申告要否ラインをふわふわしているところから上がる気配なしだ。その代わり、2014年以降は、大禍なく、楽しく幸せに過ごしてきた。年収5億にならなくても満足である。

Q.E.D.

そこにきて、最近の不遇。すわ、年収アップチャンスかと期待が高まるのも無理もない。

辛いできごとをこのように前向きに捉えるようになったのは、ある種の逃避だと思う。だって、「意味のない辛いこと」なんて嫌じゃない。「逆境を利用する」、「雑草魂!」って考えた方が前向きでしょ?
でも、この種の逃避は、良い逃避なはずだ。前向きに考えていれば、逆境の中でもチャンスを見出せるかもしれない。学びがあるかもしれない。少なくとも「謙虚な自分」になることはできるはずだ。言うまでもなく、謙虚な姿勢は、何かを学ぶには理想的だ。そして、学びは自己成長に必須の構成要素である。

やはり、「辛いできごとは自己成長のための好機」で間違いなのだ、と脳内証明できて満足したところで、終わる。

A adversity is the first path to truth. 逆境は、真理にいたる最初の道である。
ジョージ・ゴードン・バイロン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?