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シンガポール旅行記(2023):気の向くままにフラフラと。#1

シンガポールに行く理由

仕事柄、飛行機を使うことが多かったので航空会社のマイルがとても貯まりやすい。毎年の夏休みはそのマイルをフル活用して海外旅行に行くことにしている。
コロナ禍によりその習慣が止まっていたのだけれど、ついに今年再開することにした。

条件は1つ。往復ビジネスクラスの席が確保できること。

元々はヨーロッパを2週間ほどフラフラしようと思っていたものの、この条件がクリアできる見込みが薄かったので急遽1か月前に行き先を変更。その時点でちょうどいい日程で空いていたのがシンガポールだった、というかなりてきとうな理由で決めただけである。

与えられた時間は丸5日

水曜日は夕方までフルで仕事をし、夜に羽田空港へ移動。
木曜日の早朝にチャンギ空港に到着して、その後金、土、日まで宿泊し、月曜日の深夜便で日本に出発、火曜日の朝に羽田空港に到着というスケジュールであった。
この旅を計画したときに色々調べてみると、3〜4日の旅行記が多くてそれより長いケースの情報が少なく、どれくらい回れるのかもよくわからなかったので、今回は1日ずつどんな行程でまわったのかを記録してみることにする。

到着して最初にやったこと

旅行の時はいつもほぼノープランで行くことが多い。今回も例外ではなく(というよりはいつも以上にノープランの状態で)、何も考えないままシンガポールに足を踏み入れてしまった。
ということで、まず木曜日の朝にホテルに荷物を預けてからおしゃれカフェでゆっくりプランを検討し始めた。

Chinatownエリアにあるカフェで、建物はタウンハウス型のシンガポールらしい感じ。中に入ってみると、スタイリッシュな内装でとても広く、居心地の良い空間。2時間くらいゆっくりさせてもらった。
コーヒーの味はとても質が高くてコーヒー好きの人にもおすすめのお店。

店内の様子
ハンドドリップコーヒーをオーダー(この日自分で購入して飲食したものの中で1番高かった…)

とりあえずオーチャードへ

そうこうしているとおなかが減ったのでFishball(魚のすり身団子)のお店へ。LIXIN TEOCHEW FISHBALL NOODLESというお店で、1968年に創業された。イエローテイルと呼ばれる魚だけを原材料としているそう。他にもFishballのお店はシンガポール内にたくさんあるけど、ここまで製法にこだわっているのはこのお店だけ(らしい)。

Fishball Soup:ふわっふわのぷりっぷりで見た目以上の美味しさ!

味は魚そのもので特徴的なのはその食感。口に入れて一噛みした瞬間にその弾力に驚く。例えるなら風船の弾力のような感じ(美味しいイメージが半減するのでくれぐれも風船の味は想像しないでほしい)。とにかく他の食材では体験できないような弾力と魚の旨みがダイレクトに来るシンガポールフードなので是非食べてみていただきたい。
ちなみに、1日目は食べた時間が中途半端でとりあえずスープだけにしたけど、あまりの美味しさに滞在中に麺も一緒に食べるタイプのものをもう1回食べるほどお気に入りになった。

次はMaxwell〜チャイナタウンエリアを散策

次はホーカーズ(屋台が集まった食堂みたいなところ)に行きたい!と思い有名なMaxwellに行ってみた。昼時で激混みで席が見つけられなかったためとりあえず後回しにして、周辺にある仏教寺院とヒンドゥー教寺院に行ってみることに。

仏教寺院
中もしっかりしたつくり。地元の人がお参りに来ていた
ヒンドゥー教寺院。写真右側のところで靴を脱いで裸足で入る。
生活の中に生きている寺院という感じで、内装も綺麗にメンテナンスされていた
チャイナタウンは建物の外装デザインの色使いがとてもおしゃれ

チャイナタウンで美味しいものでもあれば…と思ったけど、特にこれと言ってなかったので可愛かった建物だけ写真を撮って素通り。

そしてようやくお待ちかねのMaxwellホーカーズへ!こんな感じでお店がずらっと並んでいて、その間にあるテーブルを自由に選んで座る。ランチタイムは混んでいて空席のテーブルはまず見つからないので、相席をすることも。
ちなみにまず席を確保しないと食べ物をゲットしても座るところがない!という事態になりかねない。確保するときは、ティッシュやウェットティッシュを置くのがシンガポール流。最悪盗られてもよいものを置けばよいが、ティッシュがある時はみんなその席が確保されていることを知っているので律儀にそれ以外の場所を探していた。マナーを破るような人は皆無。素晴らしい!
観光客らしい人はそこまで多い印象はなくて、ビジネスマンや地元のっぽい人の方が目立っていた。

自分の好きなお店のものを持ってきて食べる。みんなで同じお店に行かなくても良いので合理的かも。

今回のお目当てはチキンライス。Maxwell Food Centerのチキンライスといえば天天海南鶏飯が有名だけど、あまりの長蛇の列に断念。その2軒ほど隣の阿仔海南鶏飯の方にしてみた。
実はこの阿仔の店主は元々天天にいたそうで、ひょんなことから天天を飛び出して阿仔を作ったらしい。なので味は間違いない。
実際に食べてみると、チキンがしっとりプリプリしていて、日本で食べるチキンライスのチキンとは比べ物にならない全く違う食べ物のよう。ご飯の味も結構しっかりしているので写真で見るとものすごくシンプルで寂しく見えるけど、満足度は高い。チリソースはニンニクが効いていてしっかり辛い。
この旅の中でチキンライスは3回ほど食べたけど、結局このお店が一番美味しかった。天天をどうしても食べたい!という人は頑張って並ぶしかないけど、美味しいチキンライスが食べたい!という人はそこまで並ばずに食べられるこのお店もとってもおすすめ。

チキンライス(運ぶときにちょっと偏った)Mサイズ、6ドル

※ここのホーカーズは現地のなんとかPayか現金しか使えなかったので要注意。

目的も達成したのでここからホテルまで15分くらい徒歩で帰ることに。道中にたまたま入った、URA(Urban Redevelopment Authority)が開設しているシンガポールの都市開発に関する展示も面白かったけど、普通は旅行で行かないような場所な気がするのでここではいったん割愛。涼しかったので1時間くらいいたような気がするけど、なかなか面白くて時間があればもう1回行ってじっくり見たかったところ。

I .M.Peiが提案したマスタープラン
丹下健三が提案したマスタープラン

そうこうしながらなんとかホテルに到着。
この日は夜に大学時代の先輩(シンガポール在住)と会う約束をしていたので15時頃にホテルチェックイン→シャワー浴びて一眠り。

夜はチリクラブ(食べてばっかり)。一人ではあまり食べる機会ないだろうという先輩の暖かい配慮のおかげ。これ以外に2種類くらい頼んだら二人で食べきれないくらいの量だった…1日目から体が重い笑

その後2軒目に行き24時前くらいまで飲んで解散。1人でホテルまで10分くらい歩いて帰ったけど、海外とは思えないくらいとても安全に帰れた気がする。(油断禁物)

夜のシンガポール

ということで1日目から夜更かしもする旅の始まり。2日目の道中は次の記事で。

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