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免許証をなくした話 ~発覚編~

はじめまして。膝と申します。

この度、自身の文章力の向上のためという建前と、朝井リョウ先生の自伝エッセイ、「時をかけるゆとり」に触発されて、自分の人生のエピソードをこういう風にしたためたいな!という本音のもとnoteを開設しました。
今後ともよろしくお願いします皆様。

さて、早速ですが皆様は免許証を無くした経験はおありでしょうか。
自分自身、財布の中に常に免許証を入れているので「免許証無くす奴は相当なドジっ子だろ~~自分に限ってそんなことないわ~~」って思ってました。おめでとうございます。自分は相当なドジっ子だったようです。

今にして思えば救いの手だったハガキ


色々と言いたいことはありますが、まずは自分がドジっ子だと発覚した経緯からお話しましょう。
天皇誕生日が2月に代わって初の年、ツタヤから「レンタル会員更新手続きのお知らせ」なるハガキが自宅に投函されました。内容を要約すると「このハガキをもって店舗に来てレンタル会員更新してね☆」とのこと。なんでこのペーパーレス全盛の時代にわざわざ店舗までハガキを持って行って更新をせねばならんのだと、ベッドに寝転んでハガキを読みながら当時の私は思ったものです。数日後に(社会的に)死ぬ関節という題名を付けたいところです。

いざ、レンタル更新へ


かといってたま~~~~~~~にCDレンタルをするので更新しない手はないわけで、重い腰を上げて車を飛ばし、更新に行ったわけです。
到着後、すぐにレジに行きハガキを手渡し、「レンタル会員の更新に来ました」と告げます。店員さんも手慣れた様子で「こちらの紙に住所と名前ご記入ください」と紙を手渡してきます。この時の私はレンタル更新のことなど全く考えておらず、今日の晩御飯何作ろっかなぁ~~~って考えていました。中華食いてえなあ~親子丼もいいなあ~とか考えて、上の空の中で紙に記入して店員さんに返します。

と、ここで店員さんが一言。
「あれ、なんか住所違いますね?」

現実に引き戻された関節氏


晩御飯のことを考えていた関節氏の脳は一気に現実へと帰還を果たします。まさか自分は住所を書くこともできなくなっているのか……?それほどのレベルで上の空だったか……?と思っていたら、どうも前回更新時に今住んでる住所の旧地名で登録してしまったらしく、今回記入したのと齟齬があったんですね。
ただまあ旧地名でいつまでも置いておくのもアレなので
「あ~なるほど、これ旧地名で前回登録しちゃったんで、今回で新しい地名に変えてもらっていいですか?」と頼んでみたところ
「では今の住所が記されている身分証明書をお出しいただいてよろしいですか?」
オーケーオーケー、身分証明書といえば免許証。そんなの常に財布に入れているからすぐ出るから待っててくれな。
財布の中にもカードが増えたな、クイックペイ、クレカ、よくわからないポイントカード、映画館の会員カードとかいろいろあるなあ……そろそろカード整理しないとなあ……






あれ、免許証は?




そうです、この時に私はドジっ子へとジョブチェンジを果たしました。

ドジっ子にジョブチェンジを果たした瞬間


さすがにないはずがないと思って財布を何とか探します。うんとこしょ、うんとこしょ、それでも免許証は見つかりません。身分証明できるものを求めたら目の前でキョドり始めた関節を見て店員さんはさぞ不審に思ったでしょう。自分が店員ならすぐに「なんか身分証求めたらキョドり始めた不審人物がいます」と店長に言うところです。

とはいえ、流石にここまで来て「身分証明書がないので出直しますすみませんテヘッ☆」って言うのは本当に不審者と捉えられかねないので、必死に脳内をフル回転して自分の身分を証明できるものを財布をこねくりまわしてさがします。
しかしいつもカードを入れているポケットの中にはクイックペイ、クレカ、ポイントカード、病院の診察券といった、身分を証明するにあたっては戦闘力3の雑兵どもしかいません。
もうだめか……と藁にも縋る思いでお札を入れているポケットを開けるとそこには







マイナンバーカード「やぁ!」






数年前、惰性で作ったまま財布に放置しっぱなしだったマイナンバーカードが顔をのぞかせました。

マイナンバーカードと真の友達になった瞬間


まさかの時の友こそ真の友という言葉がありますね。あの日に私はドジっ子にジョブチェンジしただけでなくマイナンバーカードとも友達になりました。救いの手を求めるかのようにマイナンバーカードを手に取り、店員さんに「マイナンバーカードでも問題ないですかね……?」と提示します。あれだけ目の前でキョドっていた関節氏の一部始終を見ていた店員さんも「はい、ありがとうございます~」と快く受け取ってくれました。

かくして、関節氏はドジっ子にジョブチェンジを果たしたものの社会的な死は何とかして免れました。無事にレンタル会員の更新も終え、めでたしめでたしです。










え、結局免許証はどうしたんですか?




あとがき


この時点で2000文字余りと長文になりましたので一旦筆をおこうと思います。リアクション何かしらいただければ非常に嬉しいです。
それでは免許を無くした日~再交付編①~で会いましょう。


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