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就活の洗礼を受けた話

桜がそろそろ散り始め、新年度も始まって一週間。
ピカピカの新社会人の皆様もそろそろ「あ~~~働きたくねえなぁ~~」と思い始めていることでしょう。ようこそ社畜の世界へ。
そんな私も新社会人の皆様を見てふと就活でこんなことがあったなあと思いだすわけです。就活って思い出したくない思い出ばっかりですよね誰しも。
さて、今回のお題は表題の通り「就活の洗礼を受けた話」となります。
ただ、圧迫面接を受けましたとか、ESが数百社通りませんでしたとか、そういう類の話とはちょっと違う話になります。その手の話は結構いろんな人が話してますしそろそろ読者の皆様におかれましては 耳タコかと思います。というよりも私のnoteにそんなよくある就活しんどかった話を期待して来ている層などいないと思っています。
私自身もそんな「就活に対する姿勢」みたいな真面目な話をするつもりはないので肩の力を抜いてご覧ください。真面目な話を期待してた人はゴメンネ。

二次面接の背景

いきなり二次面接の話から入るのかよっていう感じですね。まあ一次面接は特段面白い話はなかったので割愛です。
二次面接の1週間前ほど、先方から「○月○日、〇〇時に会社までお越しください」とメールが届きます。こちらに全く選択の余地がなかったのは気になりますが、エクストリーム暇人だったために期日通りの日付に面接を受けることにしました。

伝説の二次面接

「社会人たるもの10分前行動!」みたいな無駄な時間の使い方って死ぬほど嫌いなんですけども、流石に時間ぴったりに到着して先方の気分を害すわけにはいかなかったのでなんだかんだできちんと10分前に先方に到着しました。
余談ですけどそれも相まって昼休憩直後の13:00から始まる会議というのが嫌いです。あれって結局プロジェクターの準備とか移動のために昼休み削るわけじゃないですか。スケジューリングするときは13:15~とかにしてあげるとみんな笑顔でハッピーになりますのでお勧めです。すみません、真面目な話が出てしまいました。大変失礼しました。
さて、当日面接を受けるのは私一人のようです。「こちらでしばらくお待ちください」と応接室に通されます。
(面接とか緊張するし早く終わんねぇかな~~)と、口が裂けても外界に放てない内心を胸に、私は応接室で待機します。

定刻となりました。それでもお呼びはかかりません。

あるぇ、おかしいな、先方の指定した時刻になったのに何一つお呼びがかからないな……?
なんなら応接室の外からガタガタと物音と「どこに机置いたらいいよ」みたいな会話が聞こえてきます。あれひょっとして定刻になってから会場セッティングする感じですか?これが令和の働き方改革ですか?
先ほど10分前行動とかしたくねぇ~って書いた私ですが、さすがに眼前、いや厳密には目で見てなくて音でしか聞いてないので耳前でそんなところを見せられるとあれぇってなるものです。ダブスタでしょうか、いいえ誰でも。

工場見学のターン!ドロー!

なんだかんだそこから15分くらい待たされ、二次面接が始まります。
面接自体は特に何かあったわけではないので割愛します。というか後の事件が大きくてどんな人がいたかすら全く覚えていないです。
さて、二次面接の後は工場見学をさせてもらえるとのこと。私は技術系の職種になりますのでこういうところは非常に大事です。この会社がどういう機械を使ってどういう製品を作っているのか、設備はどの程度新しいのか、なんなら人事の人に色々と質問したりして興味持ってるところアピっちゃおう!みたいな感情も相まって非常に楽しみな時間です。
貸し出し用のヘルメットを受け取り、人事の方のご案内のもと、工場へと入っていきます。
まず工場入ってすぐのところにあるベルトコンベアについての説明を受けます。
「こちらが出来てきた製品を運ぶベルトコンベアなんですが……今は動いてないですね」
うんうん、なるほどなるほど。そうね、タイミングが悪かったね。やっぱ動いてるところ見たかったけど自分が面接に来たタイミングが悪かったせいだよねHAHAHAHAHAあれ日時指定したのお宅らですよね?なんでそこのタイミング合わせてないんですか?

動かぬ、設備

その後も人事の方のご案内をもとに様々な設備を紹介されました。どういう設備なのか技術系に人じゃないのに詳しく説明してくれて非常にありがたかったです。何一つ動いていませんでしたが。
技術系の職種は工場見学ではやはり実際の設備が動いているところを見たいんですよ。機械見せられて説明を受けるのならもはやカタログベースでもいいんですよ。
結局のところ、工場見学で動いているのを見れたのはフォークリフトくらいという何ら目新しさのない終わりを迎えました。先ほどの面接の一件も相まって志望度はガン下がりです。

志望度が0になった瞬間

なんだかんだで二次面接を終え、最終面接も合格しました。ここで私は、現在勤めている企業とこの企業とで、どちらで働くかの二択を迫られます。まあでも実際には二択とはいえ「カレー味のうんこかカレー、どっちを食うか
」という問いに近いです。
かといってチキンな私はお断りの電話いれるのなんか申し訳ねえな~~と、返事を保留していました。
しばらく返事を保留していた関節の元に件の企業から一本のメールが入ってきます。ボールは今こちらにあるのに何の用だ……?
「ご都合よければ弊社社長、役員と昼食会をしませんか?」
え、やだ……普通に嫌だ……

なんだその地獄の瞬間は

冷静に考えてみてほしいのですが、最終面接で1度会ったくらいの、2周りも年上数人に囲まれて、交通費も自腹で食事会をしようなんて言われたら皆様はどう思いますか?僕はめちゃくちゃ嫌です。実際に食事会をするとなれば日取りが決まった瞬間からストレスで胃が死ぬことは間違いないです。
2回会ったら友達だって嘘はやめてねってだれかが歌ってましたけどまさにその通りです。
というわけで食事会イヤイヤ期に入った私は電話にて謹んでお申し出を断りました。


準備が進んでこうなってたらごめんの図

おわりに

そんなわけで内定を固辞いたしまして、私は今の企業に勤めております。
皆様も就活でこんなエピソードがあった!などコメントでお聞かせください。
それでは。


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