【5回生、男3人ヨーロッパ旅 #3】フランス編③
↑前回の記事はこちら↑
マレ地区
イタリアンでブランチ
この日は13時にルーブル美術館を予約していたので、午前中はマレ地区を散策することに。
起きた時間が微妙だったので、パリ市内に着いてすぐにブランチに行くことにしました。雰囲気の良さそうな、でもリーズナブルなイタリアンのバーを見つけ、ここに決定。
本当はモーニングしかやっていない時間だったのですが、食事メニューも選んでいいよとのことでありがたくパスタをチョイス。ここのアラビアータは唐辛子がきいていて結構本格的な辛さでした。辛党としては嬉しい。
Merci
お腹もいっぱいになったところで、行きたかった雑貨屋さんに。
Merciというお店で、観光客に大人気らしいです。
入り方が少しわかりにくかったですが、奥に広がっていてとても広い店内。2フロア(階段がややこしくて2.5フロアかも)あり、雑貨・服・靴などなんでも揃います。オリジナルのみの店かと思っていたら、服や靴に関してはセレクトも置いてあり品揃えが豊富。家具やインテリアはオリジナルでした。店内は観光客でごった返しており、特に韓国人が多かったです。
色々物色した結果、トートバッグとメッセンジャーバッグを買うことに。家族へのお土産用に大きめのものと、自分用に小さめのトートバッグを選びました。そして何よりも嬉しいのがメッセンジャーバッグ。パソコンが入る大きさで、小物入れも充実していてこういう鞄を長いこと探してたので大歓喜。
Musée du Louvre
世界最大級の美術館
マレ地区から、徒歩と地下鉄で向かいます。
駅に着いて、敷地内に入るとその広さに圧倒され、どこがどこだか全くわかりません。
ルーブル美術館のシンボルであるガラス張りのピラミッドみたいなやつを横目に、地下から入場します。すでにチケットはオンラインで買ってあるのでとてもスムーズな入場。
オーディオガイドを借りようかと思いましたが、なぜか端末が3DSで、有料だったのでやめました。トイレでDSを持っている人がいて不思議に思っていましたが謎が解けました。公式のオーディオガイドの端末がDSなのはさすがにおもろい。
サモトラケのニケ・モナリザ・民衆を導く自由の女神
入ってすぐのところに彫刻のエリアがあり、階段の上にサモトラケのニケがありました。これは展示の仕方がカッコ良すぎる。多くの人で賑わっていて、みんな写真を撮るのに必死です。
次は案内に従ってモナリザへ。モナリザへ行く途中の部屋の建築も凄まじく、大小様々な絵画が展示されています。
そしてついにモナリザの部屋に入ります。ここはもう多くの人でごった返していて、一歩進むのに数分かかるレベル。モナリザを正面で見るには並ばないといけず、この人混みはニューヨーク・タイムズスクエアでのカウントダウンを彷彿とさせます。
根気よく待って、ついにモナリザとご対面。意外と小さいんですよね。なんか色々なところで拡大展示されすぎてもっと大きいと思い込んでいましたが、現実はそううまく行きません。全然小さい。
それでも何百年も前の絵画が残っているのはシンプルにすごい。レオナルド・ダ・ヴィンチの威厳がど素人の僕たちにも伝わってきます。
モナリザを満喫した後は、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」を見に行きます。広すぎて全く場所がわからず、最初のところへ戻ってきてしまうほどには迷子。その後途中にあったショップを見たりして、なんとか辿り着けました。
これは想像の5倍ぐらい大きかったです。写真で見るより立体感があるし、なによりモナリザよりもかなり近くに寄って見ることができるので臨場感が段違い。世界史の授業で必ず見る絵画ですが、高校生の時に憧れて以来約7年越しに本物を見ることができて感動です。
モンマルトル地区
おやつタイム
なんとルーブル美術館を1時間で出るというある意味快挙と言えるムーブをした僕たちですが、今度はスナックを求めにまたまた市内を散策。
パレロワイヤル庭園の近くに美味しそうなフリットの店があったのでそこを目指します。道中には雨上がりのパレロワイヤル庭園はこれまた美しく、雨とフランスの相性は最高なのかもしれません。
そんなこんなでフリット屋に到着し、ミディアムサイズのフリットを注文。するととんでもない大きさのものが出てきました。絶対一番小さいやつでよかった、、友人は近所のジェラート屋でアイスをテイクアウトし、近くの公園でおやつタイムの始まりです。
サクレクール寺院
おやつタイムを終えて、この時で夕方の4時前。もう正直やることがなくて、ホテルに帰る説まで浮上するぐらいには適当な男3人旅。
なんとか絞り出して、モンマルトル地区にあるサクレクール寺院で行くことにします。
電車を乗り継ぐこと約20分。Château Rouge駅で降車し、サクレクール寺院まで歩きます。電車に乗っている時から薄々感じてはいましたがこの駅、ほんっっっっっとうに有色人種しかいない。駅から出るエスカレーターのところで異様な客引きがあったり、駅前の広場では何を吸っているのかわからない集団がいたりと今までパリで訪れた場所では目にしなかった光景が広がります。しかし身の危険を感じることはなく寺院に到着。最後の階段がめちゃくちゃしんどかった。
高台にあるので、ここから見渡すパリの景色も絶景です。エッフェル塔とはまた違う魅力があって、ここもとてもオススメ。来てよかった。
景色を楽しんでいると突然雨が降ってきて、雨宿りがてらケーブルカー的な乗り物に乗って坂の下まで。これもNavigoが使えたので回数券を消費できました。
またアジア系スーパー
今回の旅行、日本食が一生恋しいです。現地で食べる食事は美味しいのですが、普段の数十倍の小麦を摂取しているので体がなんかおかしくなってくる感覚。中国系のスーパーで韓国のジンラーメンとパックのご飯を調達し、これを夜の楽しみにホテルへ帰ります。
罰金事件
地下鉄と電車を乗り継ぐ
ホテルまでの最短経路の電車が不審物の確認のために運転見合わせになっており、乗り換えを増やして無理やり帰ることに。
いつものようにNavigoで地下鉄と電車を乗り継ぎ、最寄りのGennevilliers駅に到着。
エマニュエルに怒られる
ここで大問題が発生します。フランス一の思い出かも。
駅に着くと鉄道会社のスタッフが改札の前にたくさん構えており、1人ずつチケットの確認をしています。僕たちも何の疑いもなくスマホでNavigoを提示すると、別のスタッフのところに案内され、罰金を徴収するとのこと。
「いや、は??」
怪訝な顔でスタッフを見ると向こうもめちゃくちゃ怒ってます。話を聞くと、パリ市内から郊外へ出るのには別のチケットが必要で、Navigoの回数券では本来郊外へは出てはいけないとのこと。それは僕たちもわかっていましたが、乗り換えの駅で改札を問題なく通れたため、これで合っていると思い込んでいたようです。
この旨を伝え、通れてしまった改札に問題があるのではないかと伝えましたがNonの一点張り。ブチギレです。
無賃乗車は50ユーロ、そして僕たちのような間違えたチケットは35ユーロの罰金でした。無駄な抵抗をする方が怖かったので素直に支払いました。まあ、そもそもフランスの交通機関について理解が浅かったのがよくなかった。それにしてもわかりにくいあの仕組み、まじで改善した方がいい。
例えるならば、
大阪メトロを利用する場合、大阪市内はICOCAで乗れるが、連結している北大阪急行の駅で出場することはできず、別のチケットが必要(でも梅田駅ではICOCAで入場できて、来る電車に乗れば千里中央には行けてしまうから出場するときに罰金取られる)
みたいな感じです。要は梅田から千里中央に行くためには、ICカードで乗らず郊外専用のチケットを最初から買えということです。郊外を馬鹿にしすぎなパリの交通システム。これ本当にやめた方がいいと思います。観光客多いねんからわかりやすくしてくれ、という文句をエマニュエルに伝えたいです。
フランス最後の思い出がエマニュエルにブチギレられたという後味の悪さで、パリ近郊滞在最終日を終えました。
それではまた次回。
フランス編はこれにて終了し、オランダ編へと続きます。