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「個人スキル売買サイト」で「Twitter での確約リツイート数」を購入してみて分かったこと



まえがき

本記事は、特に、「個人スキル売買サイト」で「SNS での宣伝」を販売されている方、またその出品サービスそのものを貶める意図は全くありません。
また上記注意書きも、「大人の建前」という意図で書かれたものではありません。予防線の意はある。


きっかけ

何でタイトルにあるようなことをやろうとしたかというと、以下のキャンペーンツイートを宣伝しようと思ったのが始まりです。

どうも、株式会社きみより 代表取締役の野口啓之です。

このたび、せっかく上記のような無料お試しキャンペーンをやってみるので、自分の知り合いを超えた範囲に告知を届けたくて、以下のような試みを思案しました。

  • Twitter 公式プロモーション

  • プレスリリース

  • 誰かに拡散を依頼

で、前二者については、しくみが大体分かっていたので順当な選択肢ですが、三点目については未経験で、知識もなく過程も結果も想像つかず、どういうやり方になるのかなーという好奇心がそそられたのでした。

個人スキル売買サイトで検索と選定

さて、個人への依頼となると、某有名個人スキル売買サイトが思い浮かびました。

さっそくアクセスして `twitter 宣伝` といったワードで検索してみると、たくさんの出品が確認できます。
しかも、検索結果の上位として真っ先に表示されるようなものですから、軒並み高評価。
価格もそれなりに安い相場感です。たとえば 3,000 円前後くらいとか。

いくつかのサービスを見較べる中で、今回は以下条件のものを選んで依頼してみました。

  • リツイート 200 確約

  • オプションで いいね 200 確約

  • 上記をおこなうのは、 有人 かつ 日本人 アカウント

この条件で 3,000 円未満でした。もちろんレビューも高評価。
かようにうまい話があるものか……? と訝しみはしたものの、ものは試しです、依頼してみました。

いざ宣伝

依頼からリツイートが始まるまで

依頼日時が 2023/05/26 (金) 17:20 頃でした。
それに対して、初回のご返信をいただいたのが、およそ三時間後の 20:30 頃。かなり早いです。
迅速にご対応いただけるのは、とても安心できます。

そしてリツイートが始まったのが、翌朝 2023/05/27 (土) でした。

増える拡散、しかし……

あっという間に リツイート, いいね の数は伸びていきました。一日で 200 近くまで。
最終的には二日で 200 は超えて 300 ほどに達しました。

こうなると、当然、「どんな人が リツイート, いいね してくれたのかなー」と、気になって確認しに行きますよね。

誰だってそーする
おれもそーする

で、見てみたところ……


懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢
懸賞垢


………………
…………
……

……あっ

なるほどね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

大人になったよ。そういうことね。ハハハ。

おあああああぁぁぁぁぁぁあっっ!!!

この手の拡散手法のからくり

では、どうやって懸賞垢に リツイート, いいね させているんだろうか、と思いますよね。

注目すべきはココ。引用リツイートが増えていました(今は減っている)

2023/05/30 (火) 17:30 現在時点

増えた引用リツイートを確認しに行ってみたところ……

本ツイートと引用元ツイートを、リツイート & いいね した方に、抽選で 500 円分のなんちゃらペイが当たります!

意訳

というやり方でした。

こうしたツイートに飛びついたアカウントが、ツイート内容を見もせずに リツイート, いいね していくわけですね。
当然、そうしたアカウントで拡散されたところで、そのアカウントがリツイートしたツイートなんて見向きもされず……

ツイートアクティビティの結果

で、結果、ツイートアクティビティはこちらです。

2023/05/30 (火) 17:15 現在時点

確約いただいていた数の 1.5 倍もの数に達し、その点は間違いなく素晴らしいです。

ただ、プロフィールへアクセスされた数や、WEB サイトへの訪問数を見ると、雀の涙ですね。
かけたコストに対するリターンが得られたとはとても思えません。

サービスの趣旨としてあらためて考えると、以下のようなものでしょうか。

  • 直接的な拡散効果が期待できるようなものではなく、

  • インプレッション数が増えているツイートだからと twitter アルゴリズムが有利に働くようになって、

  • 結果、露出が増えやすくなる。目に留まりやすくなる

……とはいえ、このやり方って twitter の利用規約的にアリなの……? とは思います。
evil か not evil かといったら限りなく evil に近い evil 感。

それでも、確約は果たされているし、やり取りもいたって迅速スムーズなので、宣伝商材と合うのであれば、格安で活用できるというものなのだと思います。
間違いなく、今回、自分が宣伝したかったようなものとは合わない。

合点がいったこと

何か おすすめ ツイートとかで、よくあるじゃないですか、以下のような類のアレ。

副業しないと損! 投資しないと損! 中身がないことたくさんつらつらつらつら……
その秘訣は固ツイ or プロフへ!

意訳

こういうの。

こういうツイートで リツイート, いいね が数百件などに伸びているのが目に触れるたびに、「何でこういう露骨にアレなツイートが拡散されるんだ???」って思っていたのですが、懸賞アカウントを使っていたんだなーというので、合点がいきました。

トータルでいえば勉強代として、また、こうして記事を書くネタにもできたので、満足はいっています。

おあああああぁぁぁぁぁぁあっっ!!!

いやほんと。そんなには。怒ってないです。怒ってないよ😄

強いて言うなら、取り締まれよ、とは思いました。個人に責はない。

ご利用の際には、くれぐれも本記事にて指摘した内容についてご留意ください。

宣伝

ということで、あらためて本記事を用いて以下キャンペーンを宣伝しておきます。


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