見出し画像

時短勤務、介護休業、、

こんにちは、Hi_Kickです。

親の闘病介護のために時短勤務をしています。
ぼちぼち仕事との両立も厳しいなと、休業を考え始めました。

体感してみて色々と無理があるなと感じました。。
半分愚痴まじり。今日はそんな話をしたいと思います。

会社に対しての愚痴ではなく(むしろ丁寧にケアしてくれている)、世の中の制度として無理が多いなと呟いております。

時短勤務のムリ

時短勤務の概要(私の場合)
・出社曜日を絞る、または1日あたりの勤務時間を減らす対応。
・減らす時間として下限は6割(週3、または約5時間/日勤務)
・給与は稼働時間割合に応じて減額(最少6割)

私の様な介護だけでなく、育児等々も含めて活用されている人は多いかと。
休職等々と比べると、割とハードルが低い対応だと思います。

■ 結局、勤務時間が伸びてしまうムリ
職場と業務調整を行って、時短の範囲内で働けるようにしつつも、いざ仕事が始まれば、仕事が終わるまであがることができない、難しい。

平時の仕事では、「少し努力目標を込みにした業務を持たせて成長を促す」というのが業務分担の常になっている。同じことを時短勤務者にしてしまうと、当然既定の時間には終わらない。

気が付けばフルタイム勤務(なんなら少し残業している)しているムリ

■ 管理職者は残業代がでないムリ
管理職は部下含む周囲により勤務時間がブレがちなポジションだと思う。
かといって平社員の作業をするわけにもいかず、難しい。

上記の通りフルタイム勤務になることも多く、人事に超過勤務分の取り扱いを聞くと「管理職はみなし勤務なので残業代は支給しない」、スタッフは残業代がでるが、、そもそも残業という扱いなの?

管理職は、時短勤務でも超過分は残業と言われ、給与補填はされないムリ

■ 時間短縮できる幅が狭いムリ
私の場合は6割が下限、それが達成できないと休暇、休職といったオプションしか取りようがない状況、難しい。

個人の希望としては40%程度でした。1日おきに別居家族をサポート出来たら、と思っていたものの叶わず。家族のサポートを犠牲にせざるを得なかった状況です。(時短は子供の送り迎えを想定した制度なのかな?)

4割稼働が減った程度で、満足に介護に向き合えないムリ

介護休業のムリ

少し踏み込んで言ってしまえば、在宅がん治療を行っている親の介護をしている。投薬の副作用として倦怠感や皮膚炎などがあり、総じて家事が辛い。

両親、私自身も一人っ子で頼る人もおらず、狭い世界の中で介護をしている。実働としての介護の他、精神的なケアというのも介護の大きな目的。

ここで厚生労働省が定めている基準を見ていきたい。
前提として雇用継続を目的としているようだ。

介護休業は2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態にある対象家族を介護するための休業で、常時介護を必要とする状態については、以下の表を参照しつつ、判断することとなります。ただし、この基準に厳密に従うことにとらわれて労働者の介護休業の取得が制限されてしまわないように、介護をしている労働者の個々の事情にあわせて、なるべく労働者が仕事と介護を両立できるよう、事業主は柔軟に運用することが望まれます。

「常時介護を必要とする状態」とは、以下の【1】または【2】のいずれかに該当する場合であること。

【1】介護保険制度の要介護状態区分において要介護2以上であること。
【2】状態(1)~(12)のうち、2が2つ以上または3が1つ以上該当し、かつ、その状態が継続すると認められること。

画像1

こ、これは、、
おじいちゃん、おばあちゃんの高齢者介護が前提になっている!

老人ホームに入るまでの期間を休んで良いですよ、と言われている様な物。
前提が違う中で闘病介護で休業が承認されるか分からないムリ。。

蛇足ですが、
昨今の癌治療は「緩和治療」と呼ばれるものが主流だそうです。
手術で治癒できる人はその限りではないでしょうが、症状が進んだ人の精神的負担や経済的負担を考えて自宅で治療することが多いそう。
でも、この要件だと介護休業は使えないだろうな、、

家族の闘病に向き合えない世の中なのか?

育児、高齢者介護は社会問題になりケアが進み始めてはいる。
少し汎用化されているのかと思っていたが、、決め打ちの様な制度でした。

共働きが普通の世の中、昔は家内が介護をしていたのかもしれないが、
「今の時代、家内なんて人はいない。職をもつ妻である」

私の場合は自分の親であるが、これが妻や子供だった場合はどうか?
私が遭遇した状態と変わりなく、時短勤務or(使えれば)介護休業、
おそらく休業は条件が合わない為、無理して時短勤務となるだろう。

一方で会社員でなくなると、給与だけでなく保険や年金面でも痛手。
いつまで続くか分からない闘病を考えると保険は必要になる。
結果的に、介護を理由に退職というのも選択しがたい。

<サラリーマンが取りうる対応>
・ムリして時短勤務しながら、家族ケアを部分的に行う
・きっぱり会社員を辞めて、家族ケアに専念する

私の場合は上段「無理して時短勤務をしながら、家族ケアを部分的に行う」を実施し、すごく萎えました。

給料減った割に結構働かされ、時間の制約もあり面白い仕事はできない。
家族のケアは少し消化不良ぎみで、これで良いのかと自問自答が続く。
休業しようかと思ってもハードルが高く、選択肢として選びにくい。

じゃあ会社辞めて介護するの?

いや~金ないですよ、そんなに。。
大切な家族、辛い時期に付き添うことは難しい世の中なんですかね。

一旦は、介護休業ができるかトライして、ダメならどうするか考えようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?