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Hi! Designの「それってデザイン?」:はじめました

はじめまして、こんにちは!
Hi! Designブランドプロデュサーの森田 仁美です。

まずは簡単にHi! Designの紹介を。

Hi! Designはクリエイティブディレクターの森田賢吾が代表を務めるブランディングをメインとしたデザイン会社です。グラフィックデザインに軸足を置きながら、それってデザイン?というところまで はい! と積極的に手をあげ提案し、よりよいブランドをつくるための共創関係を関わるすべての人と築いていきたいと考えています。そしていわゆる表面的なデザインだけでなく、ビジョンやコンセプトの策定、商品企画、SNSでの発信まで、ブランドの価値を広く伝え、結果へつなげるための提案を重ねながら、デザインにできることやその価値さえも広げていきたいと思っています。


そんなわけで、このマガジンでは弊社のフィロソフィーの冒頭にでてくる、「それってデザイン?」ということの実例を振り返りながら紹介していきたいと思います。一言でデザインと言っても、ひとつのデザインプロジェクトができるまでに必要ないろいろ、できあがったそれらを世に送り出すためのいろいろ、そういったカタチに残りづらいデザインのいろいろがたくさんあって、Hi! Designのメンバーはそういった部分にも積極的に関わってきました。それはクライアントさんに、デザインによる“結果”を感じてほしいという一心から。そして昨今「それってデザイン?」という部分にこそ物語が詰まっているのでは、としみじみ思っている次第です。

2021年11月にオープンしたS.Laboにて創喜のみなさんと。

今回「それってデザイン?」シリーズを書こうと思ったきっかけが6年以上お付き合いしている、奈良の靴下工場である株式会社創喜さんです。わたしが現在CDO(チーフデザインオフィサー)として今もなお共創中で、HI!Designでブランディングをながく続けています。これまでさまざまな「それってデザイン?」ということを創喜さんで実践してきました。創喜さんと共創してきたことの一部、その結果などを記していきたいと思います。長くお付き合いさせてもらっているからこそ、「それってデザイン?」の集積であるブランディングによる結果を一緒に見ることができ、共創してきたことの答え合わせができるのだと思っています。

立ち上げられたばかりのファクトリーブランドのディレクションの依頼だったはずが、新規ブランド開発になったり、展示会に立ってバイヤーさんに創喜の人として想いを伝えたり、自転車を漕ぎまくったり、、、豊かな発想と熱い想いを持った創喜社長(一見クールですが)と共に、少しずつカタチにしてきました。それに伴って社長の目標の一つであった地域の靴下産業の継続につながる、若く前向きな方々が入社されたりと、これまた少しずつではありますが、結果が生まれています。

これまで創喜さんで携わったプロジェクトの一部たち。

このシリーズを通して、ブランディングで得られる効果や結果、それを実感するまでにある程度時間が必要なこと、ブランディングは持続させていくことも大切なこと、それができるとプロジェクトに関わった人たちの多幸感が上がる!一緒に働きたい!という人がでてくる、創喜さん面白い!  などなど…その片鱗でも感じて貰えると嬉しいです。
また、デザインにできることやその価値を少しでも広げることができたら嬉しいです。


森田 仁美のプロフィール
ブランドプロデューサー / イラストレーター
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻を卒業後、アパレルメーカーで企画、生産、営業、販促…ときには店頭接客という、そんなアパレル雑貨デザイナー暦がベースにあり。その後フリーランスでテキスタイルデザイン、イラストのお仕事、雑貨のODM、アパレルブランドの企画、靴下工場さんのブランディングという、「何の仕事してるの?」と質問されたときに簡潔に伝えづらい第二形態期間を過ごす。現在はHi! DesignのブランドプロデュサーとしてアパレルブランドやファクトリーブランドのPRや商品企画、ビジュアル制作などに携わりながら、奈良の老舗靴下工場 株式会社創喜のCDOとして同社のブランディングとプロデュースを行なう。趣味はビカクシダとやや地味めなランの栽培とフライフィッシング。