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【前編】デザイナーがワークライフミックスを目指す話

こんにちは。
Hi! Design クリエイティブディレクター / グラフィックデザイナーの森田賢吾です。

2023年より自身の会社 Hi! Designをスタートして、現在さまざまな業種の主にブランディングデザインに携わらせていただいています。

そんな僕が、会社の紹介も兼ねつつ、普段考えていることをnoteでつらつらと書いていけたらな、と思います。


Hi! Designのもう一つの「Hi!」

弊社Hi! Designの簡単な説明です!

クリエイティブディレクター / グラフィックデザイナーの僕と、ブランドプロデューサー / イラストレーターの妻 森田仁美によるブランディングをメインとするデザイン会社です。 ハイクオリティでコミュニケーション力の高いデザインを生かしたブランディングデザインを提案しています。
https://hi-designinc.com/

Hi! Design Webサイト

なぜ、Hi! Designと名付けたかというと

1. ハイクオリティなアウトプットを得意としている。

2. Hi!と語りかけてくるようなコミュ力の高いデザインを生み出せる。

3. はい!と能動的に手をあげ、デザイナーが関われる範囲を広げ、デザイナーの価値を上げたいと考えている。

という主に上記3つの理由からです。

…ですが、

実はもう一つ…

4. ハイになれることを仕事にする。

という個人的な裏テーマがあります。ここで言うハイは、「何だかワクワクして気分がアガる!好き!」という意味で、ブランディングにしろ、広告にしろ、何かを世の中と繋いでいく仕事なので、素直に良いと思ったものや、ワクワクすることに携わりたいよね!という願望が込められています。

そんなわけで今回はこの裏テーマを設定するに至った経緯とその想いについて前編 / 後編に分けて書きたいと思います。

Hi! Designの森田賢吾です!

Hi! Design設立まで

Hi! Designを設立する前、同期とknotというデザイン会社を7年ほどやっていました。そこでは広告・グラフィックをメインに活動していて、依頼もコンスタントにいただいており、賞などでも評価いただいたり、それなりに上手く行っていたと思います。

初めの頃はただがむしゃらにやっていましたが、だんだんと「自分達がこうなっていきたい!世の中がこうなって欲しい!」という目標や存在意義が不明瞭で、ゴールを失ったマラソンを走っているような感覚になり始めていました。規模の大きなプロジェクトだと携わる部分が細かく分業になり、自分が関わる意味を見い出せないまま世に出してよいものかという疑問もあり、このままだと長く続けるのはしんどそうだなと考えていました。

そんなタイミングで、予期していなかった新型コロナウイルスのパンデミック。海外から依頼されていた案件は全てキャンセルとなりました。

先が見えない時代と聞いてはいたけれど、本当に何があるかわからないと改めて感じ、さらにはすごい勢いで変化していく世の中で、せめて自分はブレないでいたいなと考え始めました。

改めて自分と向き合う

ブレない自分を目指すために、まずはとことん自分と向き合うことをスタート。「自分はどうなりたいのか?」「何にワクワクするのか?」「自分にしかできないことって何だろう?」と。

ただ、なかなか自分の素直な気持ちがわからない。日々入ってくる大量の情報に惑わされ、焦り、ブレブレの迷子状態。。。

ここはひとつ外の情報を遮断すべくスマホを置き、自分の雑念でかき消されそうになっている小さな声に耳を傾けてみました。

幼少期や予備校時代、学生時代にまで遡り、大先輩デザイナーたちと彼らがつくったものがもたらす功績に憧れていたこと、自分がワクワクを感じることは何なのか、などなど思い出したり分析したりを繰り返しました。

そうして、knotとしての活動のかたわらで個人や妻と携わっていた“ブランディング”が最もワクワクできると気付きました。思い返してみると予備校時代からロゴやVI(ビジュアルアイデンティティ)のようなトータルデザインが好きだったことにも気付きました。そしてその“ブランディング”を必要とする人が、先が見えない時代においてたくさんいるんじゃないか、そんな人々の力になりたいとも。こんな経緯でブランディングをメインとするデザイン会社 Hi! Designを立ち上げることにしました。

Hi! Design オフィス
妻と長くブランディングに携わっているSOUKIのお仕事「S.Labo」
妻と長くブランディングに携わっているSOUKIのお仕事「SOUKI SOCKS」

裏テーマができる

そんなわけで、色々考えていくなかで改めて、自分の目標やビジョンを持ちながら、好きなことに携わることが重要だと気付きました。

そうじゃないと仕事にも人生に対しても前のめりでいられないし、前のめりで臨めば結果も自然とついてくるのではと。単純に自分の目標を持って好きなことをやっている人ってかっこいいし。そんなワクワクして気分がアガる、夢中の先に自分の存在意義が見つかる気がするぞとも。

そんな想いから、「ハイになれることを仕事にする。」というテーマができました。

なぜ会社のテーマではなく、個人的な裏テーマとしたのかですが。

僕の目指す「ハイになれる」状態というのがワークライフバランスならぬ、ワークライフミックスを指していて、仕事と私生活が混ざっている状態。もちろんメリハリは大事ですが、寝食忘れるくらい夢中になれるといいよなぁと。ただ、個人としては良いのですが、会社としてそれを推奨するのはブラック企業と言われそうな気もするので…そういう理由で個人的な裏テーマとすることにしました。

さて、前編ではHi! Designの誕生秘話とHi!に込められた裏テーマ、ハイになれることを仕事にする=ワークライフミックスな状態を目指したいという話を書いてきました。後編は趣味であるフライフィッシングを通して、現在進行形でワークライフミックスを目指し始めた話を書きたいと思います。幼少期や、釣りの話が大半になるので気軽に読んでみてください。

後編
https://note.com/preview/ndd0d68e40765?prev_access_key=74f2a0a0a76b9a163efa0000592b1465