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craft kit (ゆふいんの森号)

この商品は、日田杉のパーツを組み立てて「ゆふいんの森号」を完成させるクラフトキットです。九州旅客鉄道株式会社から依頼を受けて日田杉プロジェクトがオリジナル開発した商品です。

①試作

列車内でも簡単に組み立てられるように工具や接着剤を使わずに簡単に作ることが出来る、そしてなるべくゴミが出ないようにパッケージできるように考えました。

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まずは、発砲ボードや紙を使って試作を繰り返します。

②最終試作→完成

ここまで出来たら実際に木材を使って作ってみます。

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ここまで出来ましたが・・完成品との違いが分かりますか?  そう、本体の木シートの目の方向が違います。この写真の方向では、天井の強度が出るものの木が戻ろうとする反発力が強く、いつの間にか剥がれてしまいます。よって木目方向は前後方向にすることにしました。木の質感は無くなってしまいますが表面もコーティングされた木シートを採用することで強度を確保しました。

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フレームの組み立て→木シートを貼って固定→完成!!

③パッケージ

キットが入っていたケースを利用して壊れないように持ち帰ったり飾ったりできるように工夫しました。これなら旅の途中で組み立てても壊さずに家まで持って帰れそうです。

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パッケージデザインは、森をイメージしようかとも考えましたが、やはりシンボリックな「由布岳」のイラストに決めました。ラフ画を描いてあとは、パソコン上でカチャカチャやって描きました。

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(ユフイン?)

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組み立てた後もケースに戻して飾ることが出来ます。

④後続車両(2/3/4/5号車)開発

連結可能な後続車両を開発しました。前後に凹凸パーツを取付けることで繋ぎ合わせられるようにしました。窓の数などは簡略化しましたがそれぞれの特長を残し異なるデザインになっています。先頭車両(1号車)と5号車、、そして中央車両の2/3/4号車は、それぞれ共通の組み立て方になっています。パッケージは、ゆふいんの森号が停まる途中の駅や街を表現しています。

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⑤組立方説明映像

⑥販売

ゆふいんの森号列車内でイベント開催中に限定販売されています。そして日田市豆田町にある弊社実店舗Life design shop Areasでも常時販売しています。

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