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フケ症と頭皮の湿疹で15年間悩んだ話

こんにちは。

突然だが今日は私が28歳まで悩まされたフケ症と湿疹について書きたい。

先に言っておくと、原因はおそらく小麦です。

なぜ書きたくなったかと言うとただただ辛かったから。色々と策は講じたが、あまり結果は出ず、原因らしきものがわかるまで15年もかかってしまった。解消した今は何でもないが、思春期だったし見た目にも関わることだったので、思い返すと当時は結構悩んでいた。

以下に解決まで講じた対策の過程と最終的な解決策まで書かせていただく。
初めにお伝えすると、全く医学的根拠はない。
ソースは?とか言われても知らない。
あくまで一個人の経験談なので参考程度にしてもらえればと思います。

※あくまで個人の経験、意見なので医学的根拠はありません。


■フケ症に気付かされたキッカケ


確か中学2年生だった気がする。
徐々に洒落っ気が出てきた思春期の私はワックスを使い始めた。
髪をねりねり、毛先を遊ばせていたのである。

今の記憶だとワックスを使い始めた時期に徐々にフケに気がつくようになってきた。
それとともに湿疹のような赤いぶつぶつとしたデキモノが目立つようになった。時にはかさぶたのようになり、むしり、またかさぶたになり、というようなサイクルを繰り替えすように。加えて顔の小鼻の辺りが赤くなりそこから皮膚がはがれることもあった。

また最もつらかったのが頭皮が傷ついているからか、髪の毛がかなり抜けた。
目立つようにハゲてはいなかったが明らかに抜け毛が多く、中学生の時など自分がはげるんではないかと思い髪を洗って流すときに本数を数えていた。

■実施した対策

・シャンプー

まずはワックスが原因だと思い込んでいたので洗い残しがないかと疑い、シャンプーを疑った。それまではメ○ットとか○ンテーンとか母親が買ってくるいわゆる薬局に売っているシャンプーを使っていた。
ナチュラル志向のものから始まり、界面活性剤の有無、シリコンがうんたらかんたら、など安いものから高いものまでありとあらゆるものを調べ、買いあさった。

結果:×

どんなに高いシャンプーを使ってものすごく丁寧に洗った後でも頭を振るとパラパラとフケ舞い落ちてきた。

・皮膚科に頼る

皮膚科に行って診てもらったこともある。その時は脂漏性皮膚炎だと言われてステロイド系の塗り薬を処方された気がする。
脂漏性皮膚炎については調べてみてほしい。カビが原因だとか、ビタミンが足りないだとかいろいろネットには出てくる。(←すみません。詳細はちゃんと調べてください)

もちろん医者からもらった薬は毎日頭皮に律儀にヌリヌリしていた。

俺には緑黄色野菜が足りないんだ!
と思い親にホウレンソウやらトマトやらを大量にせがんでいた時期もあった。

結果:×

これも特に解決策にはならなかった。
脂漏性皮膚炎を調べると症状は似ていたため、医学的には脂漏性皮膚炎なのかもしれない。ただそれが発症する原因までは突き止めてはくれなかった。


・食べ物およびアレルギーを疑う

卵、牛乳、唐辛子や香辛料、脂っこいポテトチップス、甘いチョコレートなどなんとなーく身体に悪そうなものは疑ってみた。

また病院でアレルギー検査も受けてみた。

結果:×

自分で思いつくやばそうなものは排除してみたが、効果がなかった。

アレルギー検査も食物、穀物、花粉等一般的なアレルギー項目は全て含まれていたと思うが、全くの0反応だった。


■とにかくつらい

思春期のフケ症はとにかく辛い。
いつのまにかブレザーに付着する白いフケ、肌あれ、抜け毛。恥ずかしくて親にあまり強く主張もできなかった。また友達にも不潔な奴だと思われてしまうのが怖くて、とにかくフケが付いていないか気にしていた。

また先にも書いたが抜け毛もつらかった。二十歳前に禿げるんではないか、という恐怖に常にうなされていた。

■原因はなんだ?

もう結果から言ってしまう。(すみません、引っ張りました。)

小麦だった。

ここまで引っ張って小麦かよ!

グルテンフリー流行ってるんだから疑えよ!

という人が出てくるのは予想ができる。それに対しては後で言い訳させてほしい。


■どうやって気づいたか

原因は会社の先輩からの指摘で判明した。

私は仕事柄1週間、長くて1か月ほどヨーロッパに滞在することがある。

大概この先輩と二人で一緒に行動する。

毎回ヨーロッパに滞在すると1週間も経ってくると肌が荒れ、フケが増え、見た目が明らかに体調が悪くなってくる。また出張中は食欲も減退していた。

そんな様子を常に見ていた先輩が放った言葉が

小麦じゃね?

というフレーズだった。

確かにヨーロッパに行くと確実に小麦の摂取量は増える。毎食パンの嵐。そしてうまい。何より日本よりおいしいのでよりたくさん食べてしまう。

しかし、少し意識して小麦を断ってみた。

そうするとフケ、肌荒れ等がだんだんと収まっていった。医学的な根拠もないのでこれが原因だとは言い切れないが、私の中で全ての線が一本でつながった気がした。

■なぜ気づかなかったか?

全く気付かなかった。というか疑わなかった。
先に書いた通り身体に悪そうなもの、油っぽいものなどは疑ったがまさか主食が悪い働きをしているとは思ってもみなかった。
正直今はグルテンフリーという言葉を本屋でもたくさん見られるようになったが、当時はそこまでそういった考えは普及していなかった。

何より私の家は米よりも小麦を好む家庭だった。
母親が昼にパン屋で大量においしそうなパンを買ってくることもあったし、父親はパスタ大好き、ピザ自作する小麦ラバーだった。そのせいかまず疑うという思考回路が欠落していた。

また基本的に出されたものを食べるというシステムの中で生きている中学生、高校生は食べ物のアレルギーに関して気づきにくいし、原因追及が難しいと思う。何より生死にかかわらない、フケ、頭皮の湿疹等だと親からも軽く扱われることも多い。もちろん原因を追究していたが、いつしか大人になるにつれてこれは体質なんだとあきらめてしまっていた。

■原因判明後の生活

原因がわかるまではパン好き、ラーメン好き、ピザ好きという生活だった。コンビニでもおにぎりよりサンドウィッチを手に取る方が多かった。

しかし今は自然と積極的に口にすることはなくなった。もちろん食べることはあるが、量を調整している。今の感覚だと1日3食小麦はやばい。

確実に次の日にフケが大量発生する。

■最後に伝えたいこと

おそらくこのNOTEでもグルテンフリーのすばらしさに言及している記事はたくさんあると思う。私もグルテンはあまり摂取しないようにしているためシンプルにまとめるとグルテンフリー派なのだが、言いたいことはそんなことではない。

言いたいことは

フケ、湿疹で悩んでいる中学生、高校生!(もしくは大人の方々)

試しに小麦を絶ってみてくれ!!

ということである。

おそらくこの年頃のフケや湿疹などで悩んでいる方々は「グルテン、フケ」とか「グルテン、頭皮」とかすぐ正解のワードに行き着くことが出来ないだろうな、と勝手に想像してこのような書き方にした。実際馬鹿な私は28歳で他人が気付くまで気づけなかった。(私は「頭皮、油」、「頭皮、乾燥」、「頭皮、フケ」等で調べていた)

完璧に小麦を取らないことは難しいが例えば帰り道のコンビニで菓子パンではなくおにぎりを買うとか、お母さんにお米主体の食事にしてもらうとかから始めるのでも良いと思う。

もちろん好きなものを絶つのはつらいが、自分の不具合の原因がそこにあると思うと自然と手に取らなくなる。

試しで良いので小麦粉を控えてみてほしい。

もし悩んでいるのならば何か変わるかもしれない。

私はつらかったのでこの文章がどこかで少年、少女の悩みの一助になっていれば良いな、と願っている(もちろん大人の方が読んでくれても嬉しいです)。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

独り言:
1. アレルギー検査に関しては食物を口にしてすぐに反応がでる人は検査結果にも出てくるらしい。ただ私の場合は小麦を食べて1日後にフケが大量発生する。これを遅延型アレルギーというらしく保険のきかない高額な検査を行なえば判明することもあるらしい。私はやっていないが。
一般的なアレルギー検査で判断するのはまずいかもしれない。

2. 最近「小麦は危険!」とか「グルテンフリー最高!」的な本がたくさんあるが私は別に小麦が悪いとも思っていないし、そういうことを伝えたいわけではない。小麦はおいしいし、今だって食べることもあるし、なにも起きないならば、たらふく食べたい。あくまでこの記事では小麦がフケ、頭皮の湿疹の原因かもよ!っていうのを一度しかない青春を過ごす若者に伝えたかったのだ。

3. 最近知ったのだがテニスプレイヤーのジョコビッチもグルテンアレルギーらしい。彼は実家が元々イタリアン料理屋だったとか。よく花粉症はコップがあって個人の許容量を超えると発症するというが、小麦も同じなのではないか、と思う。実際私はかなりの量の小麦を食べていたし。

ちなみにジョコビッチの実家はグルテンフリーレストランになっているらしい。

おわり

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