NIKE SB BLAZER Mason Silvaとスケボーで誰かと出会えるかもしれない話。
NIKE SBから、プロスケーター Mason Silva(メイソン・シルバ)のBLAZER MIDが出る。
ブラックレザーにシルバーのスウッシュ。チェーンで型どったNIKEのロゴ。インソールには、メイソン・シルバ自身が描いた自画像。シューズのリリースに合わせてフルパート"Take a Lap"も出た。全トリック手抜きなしのガチンコパート。時代が時代なら正座して見るレベルだけど、現代だからスマホで見てもOK。絶対に見よう。
メイソン・シルバのBLAZER MIDのブラックレザーは、真っ黒というよりは、青みがかったブラック。青すぎて黒。うまく表現できないけど、単純な黒ではないことは確か。アンミカだったら、これは何百種類かある青の中のひとつっていうと思う。QSらしく、普通ではないこだわりが感じられる。
メイソン・シルバは、スケーターだったら誰もが知っている一流のスケーター。坊主頭が目印で、ウェアもジャストサイズで着こなすストイックな雰囲気がカッコいい。勝手なイメージだけど、スケボーするためだけに生きている感じがする。コロナウィルスが蔓延して遊びに行けないときも、「スケボーに集中できて良い」って言っていたくらいだ。お父さんが学校の先生で、お父さんの教え子にルイ・ロペスがいて、一緒に滑るようになり、2人ともプロスケーターになるっていうドラマみたいなスケートライフ。
メイソン・シルバみたいなスケーターを見ていると、スケーターは、常に変化しているんだなと感じる。自分たちアラフォーアラフィフ世代のスケボーと言えば、学校や部活や家に居場所がなかったヤツが行き着く場末のイメージだった。メイソン・シルバたちを見ていると、スケボーで堂々と人生のど真ん中をプッシュしていて、すごく良いなと思う。かといって、スケボーが、裕福でまっとうな家庭に生まれた子だけがやるものになったほうが良いとは思っていない。むしろ、スケボーが、場末の人間とまっとうな人間が出会って、お互いのことを知り、励まし合えるものになっていったら良いなと思う。トリックへのトライを純粋に追求していれば、きっと良い出会いがある。
NIKE SBのBLAZER MIDは、ブランドスタート当初から今日まで発売を続けている定番。リリースから変わらないクラシックな装いは、沢山のスケーターから愛されているという証拠でもある。ワークウェアが似合うブルーカラーなBLAZER MID Mason Silvaは、4月28日発売。