運用経過報告① 二度のダマシの後、上昇局面へ
前回の更新から3週間ほど経過しました。
BTCの日足は、直近では逆三尊の形状となり、ファンダメンタルズに後押しされてトレンド転換し、短中期的に上昇トレンドに入った、という状況です。それでは、実際の運用成績がどのようになっているか、検証を行いたいと思います。
ルールのおさらい
当マガジンで採用したルールは、2本のEMAクロスを利用した単純なトレンドフォロールールでした。
①短期の移動平均は、5日間のEMA(指数平滑移動平均)
②長期の移動平均は、10日間のEMA
①が②を上向きにクロスしたとき、ロング
①が②を下向きにクロスしたとき、ショート
BTCの日足チャート
まずは日足のチャートを見てみましょう。
運悪く、大きな下落相場の終了間際でショートでエントリーしました。
その後底を打ち(6/29)、一時は上昇トレンドに入ったと見えましたが、これがダマシとなりました。
再度下落に向かうも力は弱く、7/13の底では直近の最安値を更新せず、7/16にBitcoinのETFへの希望的観測から急上昇しました。
チャートは典型的な逆三尊のパターンになっており、こちらもトレンド転換を示すサインです。
これにより、チャート・テクニカル・ファンダメンタルズが一通り上昇相場を示しており、数日から十数日という短中期的なタイムフレームでは上昇トレンドとなる、というのが大筋の見方となりました。
エントリー状況
続いて、エントリー状況はスプレッドシートを更新しましたのでご覧ください。
スクリーンショットはこちらです。
エントリー 6251.5ドルでショート。残高10000ドル。
1回目ドテン 6610ドルでロング。残高9426ドル(-574ドル)。
2回目ドテン 6371ドルでショート。残高9085ドル(-341ドル)。
3回目ドテン 6719.5ドルでロング。残高8588ドル(-497ドル)。
現在(7/20) 7466.5ドル。含み益が+945ドルで資産残高9543ドル。
エントリー後、3回のドテンを繰り返し、現状はロングポジションを抱え、含み益が膨らんでいますが、損益はマイナスです。
いまのところ、損小利大という、トレンドフォローのお手本のような結果となっています。
1回目と2回目のドテンでダマシにひっかかりましたが、これは想定範囲内です。加えて、この内容を見ると「最初のエントリーのタイミングが悪かったのでは?」という疑問が湧いて出ます。
そもそもトレンドフォロー戦略というのは、「トレンドは継続しやすい」という前提に基づく戦略です。
かなり下がってきた局面では「そろそろ反転するだろう」という期待するよりも、「このまま下がり続けるだろう」と考えるほうが自然ですので、「エントリーに問題はなく、反転してしまったのは結果論」と考えるのがよいと思います。
今のところは損益はマイナスです。
今回の上昇トレンドが10日も続けばドローダウンは解消され、運用益がプラスとなるでしょう。逆に、今日明日にでも上昇トレンドが失速し、再び下落に向かうようなことがあれば、3度目のダマシとなり、ドローダウンが広がることになります。
今後のトレンド形成に期待しましょう。
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