食に興味のない人間の思考回路

私は食べる事に対して興味があまりない。
そんな私が一般的な人間ぽい夫と話していて、お互いの思考の違いが面白かったのでここでまとめておきたい。

まず最初に一般人曰く「誰かと一緒にご飯を食べたら楽しいでしょ?」
ここで私は既につまづいた。別に誰かと一緒にご飯を食べて楽しい!というのにとても似た状況は知っている。一緒にご飯を食べに行って話をたくさん出来たので楽しいかったという事は経験があるが、それはあくまで話せて嬉しかったという事実だけである。

ただ、ご飯を食べるだけで楽しいという感覚が私にはわからない。
食事は私にとって学校の宿題と同じようなもので、義務でやらないと問題があるので仕方なく一人でする行為。と感じているようだ。
なので一緒にご飯を食べていても、個々が別々に食事をとって、それがたまたま同じタイミングになった。という感じにしか受け取れないのだ。
ところが一般人は「好きな人と一緒にご飯を食べるだけで楽しい」というのである。楽しいを私だけ共有できていないのである。

ご飯が美味しいと思った事がないとかそういう訳ではなく、美味しいと思える食事や、これはちょっと好きじゃないなと感じる事はあるが、食事に対するコスト感覚が一般とずれているのが原因だと思う。

人は好きなものに対して多くの値段や時間をはらうことを厭わないが、私にとって食事とはめんどくさいけど仕方なくやるものであるので、それにお金をかけたり手間をかけたり、時間をかけるのが酷く面倒なのである。
必然的に義務で消化しているタスクなので、楽しめる訳がないというのが食に対する興味がない私の感想である。

結局のところ私は、料理をしてストレス解消という人が羨ましいのである。毎日だいたい2~3回やらなければいけない行為が好きじゃないと、人生がとってもめんどくさい。子供にはどうにか食事を好きになって欲しいが、私もどうやって教えていいかはさっぱり解らない。夫に似てくれることを祈るばかりである。


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