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【日記】埼玉旅行へ

先日埼玉へ旅行に行った。
聞けば埼玉は、生産国全国2位の、うどん県だそうだ。(1位が有名すぎて影が薄いのが残念だ)
愛知県に生まれうどん圏で育った私は、現在関東そば圏在住。
移住してからず〜っとうどんが恋しかった…。
(うどん圏の人には信じられないかもしれないが、そば圏ではうどんを食べれるお店はほぼ丸亀製麺しかない)

これは食べに行かねば!と意気込み埼玉へ向かったのである。

武蔵野うどんを食べる


埼玉では、手打ちの冷うどんを熱々の肉汁につけて食べるのが一般的らしい。早速Googleマップで有名店を探しお店へ。そこらじゅうにうどん店があって感動する。
すすれないくらい弾力のある手打ちうどんと、豚バラたっぷりの煮汁が絶妙にマッチして美味しかった。そのお店では、汁がよく絡むように麺の太さがバラバラだった。
この歯応えは、名古屋の味噌煮込みうどんを思い出す。。埼玉…いいところだ。

埼玉での初体験

武蔵野うどんを堪能しお腹いっぱいになったところで、どうしても食べたかった焼き団子を食べにいく。
団子といえばみたらしだけど、所沢では醤油ダレで食べるそう。
お店に行くと、見るからに優しそうなおばあちゃんが、土砂降りの雨のなか対応してくれてほっこりした。
手書きの看板、大事に育ててるであろう立派な金魚、留守の犬小屋。
醤油だんごはしょっぱくてもちもちでとっても美味しかった!
また行きたい。。というかあの店に。次はワンちゃんにも会いたいな。

現代アートをみる

うどんと団子を食べた後は、角川武蔵野ミュージアムへ。
その名の通り、KADOKAWAの本がたくさん置いてある施設だった。
お目当ては企画展の「タグコレ 現代アートはわからんね」。

展示室に入ると真っ暗で無音になり、早速酔いそうになる私…。
タグチさんという人が所蔵している現代アートがたくさん並んでいた。
キースヘリングやアンディ・ウォーホル、奈良美智、会田誠…アートに詳しくない私でも知ってる作品が多かった。
キャプションには、タグチさんがこの作品を買った理由が書かれていて、「今では3倍の値段で売られています」とかぶっちゃけていて面白かった。

特に目を惹かれたのは、加藤泉さんの彫刻。
見てはいけないものを見てしまったようで目をそらしたくなる怖さ。
(キャプションにも「気持ち悪い」と描いてあった…)
だけど、妙に人間らしいというかフォルムに可愛らしさがあって、癖になる。怖すぎてすっかりファンになってしまった。

ムーミンバレーパークへ行く


翌日は朝からムーミンバレーパークへ行った。

ムーミンバレーパークのある飯能市はほどよい田舎で、のんびりした空気が流れており今住んでいる自宅周辺に似てると思った。

パークに着くと、まず無料エリアがあり、大きな湖のほとりで犬を連れて歩いたり、お茶しながらゆっくりできるスペースがあった。
パーク内ではお酒や食べ物を変えたり、スタバもあったりして、1日中居れるじゃん…ヒュッゲじゃん…と思った。
おまけにトイレも綺麗だし…ここが無料?!近所だったら絶対行く。

無料エリアを抜けてムーミンバレーパークへ。
水浴び小屋や、灯台などムーミンの世界を模した建物が並んでいた。
ちょうど時間が合ったので、エンマの劇場でショーを見る。
スナフキン役の人がイケメンで、子供にまぎれて母親の人気をかっさらっていくタイプだな…と思った。

印象的だったのはコケムスで見た展示施設。
原作の展示やジオラマ、作者であるトーベヤンソンの生い立ちを映像で見ることができた。
原作の絵をたくさん見た中でも、特に不安や孤独を感じる絵が印象に残る。
夜の木々、灯りの揺れ、後ろ姿。
ムーミンの表情は、ほとんどが怒ったり不安に感じたりしている。
というのも、実はムーミンの誕生が関係していた。
作者が風刺漫画を描くときに、サインとして使っていた怒り顔の生物がのちのムーミンだそうだ。
当時戦争の最中描かれたムーミンの世界は、作者の心境の反映であり平和を願う気持ちが込められてるいるらしい。

そんな負の感情を抱えるムーミンを見ていると、自分の中のざわざわした気持ちが落ち着いて、癒やされていることに気づいた。

ムーミンの奥深さに触れた私は後日、原画集と小説全巻を買うのでした…
一緒に行った夫は、スノークのおじょうさんを好きになり、グッズをたくさん買っていた。

ただムーミンバレーパークは結構歩く。。
移動バスが欲しい…そりゃあムーミンの世界にはないけど…!!

ではまた更新します〜!


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