物書きとパン作り
私はふだん、在宅で仕事をしている。
月に何本か記事を書く仕事で、バイトのようなものである。
外でのバイトが時間が決められているように、家でのバイトには締め切りがある。
しかし基本的に家のバイトは自由だ。
締め切りに間に合えさえすれば真夜中に仕事をしてもいいし、
パジャマで仕事してもいい。
お菓子を食べながらでもいいし、音楽を聴きながらでもいい。
自由で素晴らしいように思えるが、自由すぎるのも問題である。
そう、私みたいなぐーたら者はなかなか作業が捗らない。
すぐにだらけてしまい、結局締め切り前にほぼ徹夜で仕事をする。
徹夜すると、翌日も疲れて寝てしまい、効率が良いとは言えない。
毎日少しずつやれば5時間で終わる仕事を、1日10時間かけたこともある。
「あの時どうしてだらだらしてしまったんだ」ってこれまで幾度となく締め切り前に後悔した。毎回徹夜で間に合わせてしまうから、失敗よりも「なんとかなった」気持ちが大きくて、反省しないのだ。
、、ということもあって、どうにか家に居ながら作業を効率的にできないか考えたのが、「パンを作りながら仕事をする」である。
パンを作りには「発酵」があり、生地を寝かせて膨らます工程だ。
発酵には大体1時間ほどかかる。きちんと発酵するとふかふかのパンが出来る。
いつもならこの発酵時間がじれったいのだが、この時間を活かす方法を思いついた。
手順はこう。
①粉を混ぜ合わせて生地をつくる。
②一次発酵。(40分程度)
③発酵の間に書く内容のリサーチ(下準備)を済ます
④生地を伸ばして、等分するなどの成形する。
⑤二次発酵。(20分程度)
⑥文章の構成を決めて書く。
⑦オーブンで焼く。(20分程度)
⑧書く。
⑨パンができる
パンができる頃に、仕事も1記事書けるととても気分が良い。
パンが焼けるまでにここまでやるぞ、と、目標を決めても良いかもしれない。
そして仕事をした達成感を味わいながら、美味しいコーヒーとパンを食べる。
味がなくても、出来たてのパンってだけで美味しい。
文章の仕事以外にも、やらなきゃいけない作業ならどんなことでも良い。
以前漫画にも書いたが、私は日常に潜んでいる待ち時間が愛おしい。
洗濯を待っている間や、お茶を沸かしている間…
物書きとパン作りは相性が良いと思うのでおすすめです。
note書くときにでもぜひやってみてください。
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