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コルクラボマンガ専科の講評と、これからの課題について

コルクラボマンガ専科6期生の小池ぬーみんです。
遡ること9月17日…卒業課題の講評会がありました〜!

3ヶ月かけて初めて仕上げた32ページの創作漫画はこちらから読めます!

当日は、受講生50人の作品について講師3人がコメントをしてくれました。5時間にも及ぶ長丁場の講評会!
流石にヘロヘロでしたが、他の受講生の講評も聞くだけで勉強になりました。

私の作品に関するコメント(意訳)

山田ズーニー先生より
56歳といえば思秋期ではないか。中年は波乱を起こす。
娘と母、それぞれの思いやりが年を重ねるごとにズレていくけど、ぶつかり合うことで関係性が再修復され新しい絆が生まれるのだろう。

私が漫画を通して描きたかったのは「家族関係の再修復」。おそらく生涯通して描いていきたいテーマです。
ズーニーさんに伝わっていて嬉しかった!書く力がある人は読み解く力もあるんだなあ。

ごとう隼平先生より
小池さんの強みは、コミカルで楽しい作品なのに描きたいテーマは芯があるところ。
その強みを生かすには、読者にしっかりと共感させること。
年齢を気にして夢を追うのが怖い、それでも試してみたい、というようなコマを全体的に増やしていくと読者が肩入れできる物語になるのではないか。

ごとう先生の講評はとても納得できました。
今回の漫画の反省点は、ストーリーの型を追っかけすぎて共感しずらくなってしまったところ。また、主人公の陰の部分の深掘りが足りず、明るい部分ばかりに焦点を当てたところ。

佐渡島庸平先生より
世相を表している作品。
物語の型に沿っているので、あらすじが言いやすいけど弱いわけじゃない。
この作品を見て昔流行った漫画「オバタリアン」を思い出した。
テンションを変えたり、このままキャラクターを使ってネットに作品を上げていくとよさそう。

物語の型にストーリーを載せることができ一安心。。
テンションを変える…そうだよな〜もっとライトな読み口の漫画にしたいよな〜。

後日、先生からの講評を読み返し、これからの課題について考えました。



小池ぬーみんのこれからの課題

・物語の型のパターンを沢山知る

実際に創作漫画を描いてみて一番大変だったのは、型にそって物語を作るところでした。主人公にどんなピンチ感を持たせるか、どんな対立が生まれるか…悩んでしまって、その先のネームが進まない!

ひとまず沢山の物語に触れるために、落語を聞き始めることに。
後日、同期のなべゆうさんの提案によって、「既存の物語を言語化して型にはめる、物語分解」を始めてみることにしました。
(物語分解については、後日またnote書きます〜!)

・コミカルな絵の研究

創作漫画を描いてみて、自分の絵のタッチにずっと違和感がありました。
伝えたい感情と絵柄があってないように感じていたのです。

「感動物語なら、ふんわりやさしい絵のタッチにしないと。もっと線を細くして、一筆でなぞらないように」と思っていたのですが、
慣れもあって、絵のタッチを変えるのにとても抵抗感がありました。

そこで絵の達人バチボコ先生に自分の漫画を見せ、お手本になりそうな漫画を教えてもらいました。

バチボコ先生とはこの人のことです↓

先生「そうだね〜、ぬーみんさんの最小公倍数は赤塚不二夫作品!で、最大公約数は大長編ドラえもんシリーズ!」

…とのこと。
ひとまずバカボンの模写を始めました。ここから自分の描きたい表現を探してみようと思います。

・自分が得意な感情、ジャンルを見つける

以前講座で佐渡島さんが「作家性は感情の描き方に表れる」といっていたのが印象に残っていて。
人より繊細に感じる感情、描いていて楽しい感情というのは私の中にもあるはずなんです。そこを見つけて伸ばしていきたいなと思っています。

こればかりはとにかく沢山漫画を描くしかないので、駄作を産む勇気を持ちつつトライしていこうと思います。

というわけで、コルクラボマンガ専科を卒業した私ですが、これからも漫画人生は続いていくわけで、ひきつづき奮闘記も更新します〜。
次回は、最近やっていることについて書こうかな。

ではまた更新します〜!


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