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何もかもブロックチェーンに集約させるという矛盾

 サトシナカモトという人物がブロックチェーンの発想を世に発表してから、ビットコインなどの仮想通貨にとどまらず、NFT やメタバースなど、様々な分野で応用されるようになりました。

 現在もさまざまな場面での利活用が模索されておりますが、何でもかんでもブロックチェーンを利用しようとするのことに違和感を感じるのは、私だけでしょうか?

 ブロックチェーンの目的のひとつには、権利主体などが一極集中していることから開放し、「分散」するためのものであったはず…
 しかし、今起ころうとしているのは、ブロックチェーンという技術に一極集中させようとしている事にもなる。

(サトシナカモトの論文)

 例えば金融や国家組織など、財産や権利を守るこいう観点から、警察・監督などを行う運営組織が明確である方が良いものも、往々にして存在する。
(そういう意味では、2020年頃に流行したDiFi ブームは、今では忘れ去られようとしている事も説明できるかと思います)

 今はブロックチェーンという技術自体が、現実世界でどう利用する「試している」時期と言えるので、今後、利用できない分野については、試験中止や撤退といった判断がなされるでしょう。

 常日頃、ブロックチェーンに関する話題を追い、発信している私は、様々なニュースを見るなかで「これは長く続かないのではないか」と思うものも多々あります。

 そういった話題については、どれだけメディアで取り上げられようとも、発信しない方針で貫いてきました。

 ブロックチェーン関連のプロジェクトは、今後も新しく設立されては消える、まさに「戦国時代」の様相を見せている分野なので、今後もプロジェクトには注視しつつ、実用性の高いものについては、これからも情報を追っかけていきたいと思います。

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