【公衆衛生大学院】大学院合格のための志望理由書の書き方
公衆衛生大学院の入学試験に無事に合格しましたはるなです。
今回は、私が実際に出願書類として提出した志望理由書の枠組みを参考に、大学院進学のための志望理由書の書き方を解説していきたいと思います。
あくまでも一例であり、必ずこのように書かなければいけないわけではありません。また、筆者の志望した大学院は、研究者養成ではなく、実務家養成のコースでしたので、「こういった研究がしたい!」という研究については、あまり触れていません。(面接では聞かれました。)
①はじめに将来の展望と結論を書く
はじめに結論を持ってくると、意思がはっきりと伝わります。
しかし、はじめから具体的に書きすぎてしまうと、思いがストレートに伝わりづらくなってしまうので、具体的に掘り下げるのは、このあとになります。
②展望と結論を具体的に掘り下げる
①で書いた結論を、キャリアゴールを提示することで、より具体的にします。自分が深めたい専門分野と、それを用いて何がしたいのかを明確にします。
③自分のキーワードに興味をもったきっかけに関するエピソードを示す
私の志望した大学院では、志望理由書に「面接時の資料としても使用するため,志望するコースとの関連性及び修了後のキャリアパスを踏まえて,志望理由を記入すること。実務経験や社会貢献活動等の経歴がある場合は,それらを踏まえて記入すること。」との指示がありました。
それゆえ、私はここから、 どうして興味をもったのか→そこからどう行動したのか→そしてなぜ今大学院で学ぶ必要があるのか を、書き進めています。紙面を割きすぎの可能性もあります。
基本的に大学院は研究を行うところなので、大学院の志望理由書には、入学後にどんな研究がしたいかを書くのが一般的だと思います。
しかし、私の出願先は、研究者養成ではなく、実務家養成のコースでしたので、「こういった研究がしたい!」という研究については、あまり触れていません。
④自分のキーワードが自分のものになった経緯を強調する
③の興味をもった経験からの掘り下げを行います。興味を持ったあと、自分が何をどう考えたのかを、示します。
そして、自分のキーワードとなったものが、この志望理由の軸でもあるので、一言で将来の展望を再度強調します。
⑤これまでの自分の経歴と「自分のキーワード」との関連を説明する
ここは、その人が歩んできた経緯によって、大きく書き口が異なると思います。私も、ここまで自分の思考回路と経歴を説明するように書くべきなのかとも悩みましたが、熱意が伝わるよう、ここは丁寧に書き上げました。
⑥経歴を踏まえて今の自分に必要なことについて述べる
自分のこれまでの経歴と、今現在できていること、そして今現在、課題だと感じていることを述べ、この後「だから大学院に進学したい」「だから学ぶことが必要だ」との流れにもっていけるようにします。
⑦自分に必要なことが学べる、志望校の特徴に触れる
⑥で述べた課題解決のために、大学院入学後にできることを羅列し、志望度の高さを示します。
⑧入学後の展望を記す
ここでは、入学後にできることにフォーカスします。入学後、どういうことを学び・身につけ、その後どうしたいのか、大学院での研究にも触れ、記します。
⑨まとめをして締めくくる
最後にまとめをします。
これまでに書き上げてきた志望理由を、最後にもう一度ダメ押しするように、まとめます。
①で示した将来の展望と結論を、再度別の言葉で書くイメージです。同じ言葉を使ってもいいと思います。
①と⑨が矛盾なく一貫していることで、志望理由書全体の方向性が定まり、文章を引き締められます。
全文はこちら
いかがでしたか?
これから大学院へ出願する方の、参考になれば幸いです。
一度書き上げた志望理由書は、できるだけ多くの友人や知人に読んでもらい、感想やアドバイスをもらうといいと思います。
私も全て書き上げるまでに、10人以上に読んでもらいました。我ながら納得のいく志望理由書に仕上がりました。
私の志望理由書の全文は、以下の記事で公開していますので、読んでみたい方はリンクからご覧ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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