人類は身体機能を失う事で進化するのかもしれない

どうも ゆうじろうです。


人というのは
いつも当たり前のようにあるものを
失う事で
本当に大切さを実感できるというのは、
よくはある事だと思います。

例えば、
右腕を骨折でもしたら、
利き腕の人ならば、
食事も字を書くことも、
左腕を使わなければならない
脚を骨折したら、
歩くことすらままならない

いつものわたしは、
そんな事実を知りながらも、
自分の体に感謝の言葉はかけていないです。

しかしながら、
ある本を読んだ後は

小さな声で
「いつもありがとう」
と伝えました。

その本とは
「NEO HUMAN 究極の自由を得る未来」
ピーター・スコット‐モーガン / 藤田菜子
である

ネオ・ヒューマン
ってなんだ?と

わたし自身もエンジニアなので、
サイボーグでも描かれているのか?
と期待してよみはじめた。


そこに描かれたヒューマン(人間)は、
著者であり、主人公ピーターの
波乱に満ちた人生と
ALS という難病に
これまでにない方法で立ち向かう姿が
描かれていました。

ALS という病は、
日本語で「筋萎縮性側索硬化症」
神経質の病気で脳からの命令が伝わらなくなっていく事で筋力が弱り、徐々に失われていく病気であり、現時点でも治療法はないようである。

著書によると、
体中の筋力は弱っていき
自発呼吸が出来なくなる、
もしくは、
食事を飲み込むことが出来なくなる為に
窒息死か餓死という形で
死に至るそんな病気である


この本の中身を説明したい訳でなく、
この本を読んで感じた人類の可能性というものを書いてみたい。

それは、
人類は身体機能を失う事で
人類として独自の進化が出来るのでないかという

可能性である。


著者であるピーターは、
死を受け入れる(待つ)のではなく、
生き続けるという選択肢を選んだ
その為に失いゆく機能がなくても生きている用に自分の体を改装するという選択をしたのだ。

初代仮面ライダーですさえ、
ショッカーに勝手に改造されたのであって
自発的では無い

似た様な話で思いつくのは、
ワンピースに出てくるフランキーくらいだ。

フランキーは、
生きる為に自分の体を改造したが、
それとて、
漫画だからという前提があって
理解する事ができる。

自発呼吸が出来なくなる、もしくは、
食事を飲み込むことが出来なくなる
という状態になる前に
体中にメスを入れるという決断をするのいうのは、並の精神力では無いと思った。

少なくともわたしにはおそらくその決断は出来ないだろう。

しかし、ピーターが自分自身で
前人未踏の人体改造に取り組んだ事は、
ある意味、人類という生物でしか
なし得なかった進化の形態だと
言うことにも気づいた。


「NEO HUMAN 究極の自由を得る未来」
で描かれているのは、
そんな人類としての科学というものを使った
新しい進化の可能性と
創造性豊かなアイデアや
その勇気溢れる行動の記録は
多くの人に勇気を与えてくれる
ピーターという人間の生き様でした。

興味があれば、
是非読んでもらいたい一冊です。

最後まで読んで頂きありがとうございました! 
それでは、今日も良いI日を!




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