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14・脚韻

松濤美術館について記述したい
そこは喧騒の街では決してない

目につくのは金色格子の外装材
紅雲石のピンク色は仄かに淡い

歩を進めると一面金色の建物内
空に浮かんだ橋の扉の先は暗い

階段を照らす灯りは記憶の触媒
地下深く沈み込んだ水盤は壮大

螺旋の空間体験はそうそう無い
ここにあるのは白井晟一の世界。

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