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映画「ワンダー 君は太陽」が本当に素敵な映画だった

母親から「あんた、『ワンダフル』って映画がすごいいいから見てみて!」と言われた。「どんな内容なの?」と尋ねてみても「何も言わないからとりあえず見て!すごくいい映画だから!」という【すごくいい映画】一点張りのものなので前情報もなく見た。結局、映画のタイトルはワンダフルではなく「ワンダー」だった。惜しいね、お母さん。

「ワンダー 君は僕の太陽」は主人公のオギーが5年生になるところから始まる。
彼の両親、姉、そしてクラスメイトのそれぞれに焦点をあて、各個人の物語を丁寧に物語る。クラスの先生や校長先生に至るまで登場人物のひとりひとりの優しさに溢れる映画だ。ネタバレしたくないので詳細が書けないことがつらいのでとりあえず見てほしい。120分間、たくさんの名言があって、ただただあたたかい気持ちになれる映画だった。

“偉大さは強さの中にはない
強さを正しく使うことの中にある
最も偉大である人とは
自分自身の魅力で多くの人の心を
動かす力を持っている”

この言葉はラストシーンでトゥシュマン校長先生が話していた言葉で私はここでホロホロと泣いてしまった(母親は「常にティッシュを持っていた」くらい何回もめちゃくちゃ泣いたらしいが私は一回だった)。主人公のオギーはいたって普通の男の子だけど「人は誰しも普通じゃない」ことを説いている。彼の境遇は大変だけど、大変だからこそ本当の強さや優しさに満ちていて、だからこそ彼が笑顔になるとみんな笑顔になるパワーがある。それがオギーの魅力で、まさにタイトル通りの太陽みたいだった。

あまりにもよかったので、イメージしてお絵描きした。
こういうことするのは初めてで、この映画には人をポジティブに動かすパワーやエネルギーに満ち溢れているんだと思う。心の奥底から、湧き出るよね。

背景が太陽ではなく星空にしているのは、わたしたちは毎日を精一杯生きていて、そのすべてが主人公になることができる。決して太陽だけが主人公になるのではなく、星のひとつひとつの輝きが私たちひとりひとりの素晴らしい日常になると思った(そんな感じも言葉も映画にはあるんだけど)。

つらい時とか、優しい気持ちになりたい時、素敵な言葉に囲まれたい時、たいせつな人への贈り物とかに「ワンダー 君は僕の太陽」はオススメしたいなぁ。私もたぶんこれから何回も見ることになりそうだ。

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