キャッチコピーのメリットって?
コピーライターの野田です。
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さて、今回はキャッチコピーを作るメリットについて書いてみます。
よく言われる「キャッチコピーの効果」はこんな感じでしょうか。
■その商品やサービスの価値を端的に言語化し、購買意欲を促進する。
コピーにより「うまそう」とか「便利そう」と思ってもらい、その商品を買ってもらう手助けをします。最もポピュラーな効果です。
■商品に個性を出し、競合との差別化をはかる。
商品にオリジナリティを出す方法はいろいろありますが、そのうちのひとつとしてコピーやネーミングなどの言葉を使うことができます。
■インパクトのある言葉を使って、SNSや口コミで認知を広げる。
ブラックサンダーのバレンタインデー広告「一目で義理とわかるチョコ」など。クスッと笑えるコピーは、親近感を持ってもらえる効果もあります。
■商品購入の動機を提案する。
まったく同じ商品でも、「美味しい」「◯◯成分配合」「環境に優しい」など、売り方やコピーを変えることで時代やニーズに合わせることができます。
これらは消費者に対しての効果ですが、私はそれと同等もしくはそれ以上に、商品やサービスを提供する側にこそ、キャッチコピーは効果があるのではないかと思います。
効果のひとつは、その商品やサービスの価値を端的に言語化することで、チームみんなが同じ方向を向けるということです。
私はこれまで多くのテレビドラマの宣伝コピーを書いてきました。
テレビドラマは、宣伝ビジュアルやコピーを作っている時にはまだ本編の撮影が始まっていない、ドラマ後半の展開もしっかり決まっていない、ということが少なくありません(いろんなケースがありますが)。
キャストもスタッフも、まだ「この作品がどういうものなのか」がはっきりと掴めていない。そんな時にポスターができあがって、そのキャッチコピーやビジュアルが「作品の道標」になることで、キャストスタッフ全員が同じ方向を向くことができる。
そういう話を聞いたことがあります。
これはテレビドラマだけではなく、いろんな業界に当てはまると思います。
たくさん打ち合わせを重ねて、同じ目的を共有していると思っていても、実はそれぞれが少しずつ違う方向を向いていた…ということはよくあります。
そんな時にキャッチコピーがスローガンとして働き、みんなのピントをひとつに合わせてくれる役割を果たします。
もうひとつの効果は、客観的な視点で商品やサービスの価値を再認識できるということです。
誰だって、自分の良さや特徴に自分で気づくのは簡単ではありません。
周りの人から「あなたって○○だよね」と言われて、そうなんだ!?と驚いたことがある人は少なくないと思います。
商品やサービスも、四六時中その商品のことを考えている人には、消費者側からそれがどう見えているか?ということが分かりづらくなります。
コピーを書く時には、事前にその商品についてたくさんお話を伺います。
どんな想いで作られたのか。どんな人に、どんなふうに使ってほしいのか。今までどんな声が寄せられたのか。これから先、どうなっていきたいのか。
それらのお話をふまえた上で、その商品の価値をひと言で表すキャッチコピーをご提案します。
外部の人間がリサーチを元にコピーを書くことにより、お客様にとってその商品がどう見えるのか?この商品の本当のメリットはどこなのか?ということが、客観的に認識できると思います。
ということで、商品やサービスを宣伝したい方はもちろん、
・チームみんなの目指す方向を言葉で明確にしたい
・商品やサービスの価値を客観的な目線で確認したい
というような目的でのご依頼も、ぜひぜひお待ちしております!
↑こちらの一番下にあるフォームから、どうぞお気軽にご連絡ください!
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