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日記 2023年10月7日(土)

定期健康診断のため新宿へ。
東新宿にある健診のための大きな施設。長らく在籍していた職場を辞めるタイミングが重なり昨年は受診していなかったので、約2年ぶりでここに来た。
受付をすませ最初に案内されたのが「超音波診断」で、これは過去に受診した記憶がないからおそらく初めて。ひんやりするジェルみたいなものを塗られたお腹に機械を押し当て、くまなく中身をチェックしてくれる。これがやけに長く続いて不安になる。気になる部分があるようで、担当の若い女性医師が「ちょっと強めに当てていいですか?」と言ってから、本当にぐいぐい機械を鳩尾のあたりにめり込ませてくる。一旦終わったような感じで「じゃあ温かい手拭いを持ってきますね」と部屋を出たあと、ベテランのおじさん医師と一緒に戻ってきた。
ベテラン医師は「見にくいところがあったみたいなんでもう一度いいですか?」とニコニコしながら言って、またひと通りぐりぐりし直して終了となった。
まったく心配の募るスタートだ。

それからはとてもスムーズに血圧や採血、視力、聴力、診察があって肺活量、レントゲンとさくさく進み延べ一時間ですべての工程を終えた。

決まって最後はバリウムを飲んでの胃部レントゲンなのだが、あれはすごい。寝転がった寝台が左右上下と自在に動いてまるで無重力装置のよう。その上に乗った自分も医師に指示されるがまま、右回りに二回転したり、反対側に90度向き直って静止したりと忙しい。これって高齢の方は相当にしんどいだろうなと思いつつ、終わった後は達成感すら覚える。

せっかく新宿まで来たのだからと向かった先は紀伊国屋書店。町の本屋さんも好きだがこういうメガ書店もたまらない。それにしても人手が多い。
地下一階(の文房具屋さん)から二階までを延々と眺め長考した挙句、スピンの第四号と北斗の拳のムック本、吉原幸子の詩集を「今度買おう」と結論づけて店を出る。

東口の喫煙所で一服して帰途に着く。電車の中では村田沙耶香「となりの脳世界」を読む。ヴィレヴァンで買った本は本当にハズレがない。
本厚木で下車して古着を見る。秋冬に着られそうなものを何着か買った。

そういえば今日から三連休なのだ。

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