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日記 2023年11月6日(月)

11月6日(月)

午前七時半起床。
今週は早起きウィーク。こま切れの睡眠でも起き出せばなんとかなるもの、シャワーを浴びてドアを開けると外は爽やかな快晴だった。

連休明けは忙しい。脳のパフォーマンスを最大まで発揮しなければ追いつけないので、電車の中では無念無想の半眼で瞑想(別名うたた寝)に耽る。休息も仕事のうち!

帰りの電車では「永遠のおでかけ」を読む。
ダメだ、今読んだら泣いてしまうよ。今でなくても泣いてしまうだろうけど、ああ。

表現者の才能にはいろいろあるけれど、その人らしさがありのままにすっと伝わってしまうナチュラルさは、僕が本当に憧れるものだ。
どんなエピソードを描こうが、言葉ひとつひとつ、そしてそれらが全体としてひとつにまとまったとき、そっくり《益田ミリ》その人として表れてしまう感じ。視点も、温度感も、選ばれた単語すべてが、自分そのものとしてそこに在る。
僕はもちろん素顔の益田ミリさんを知らないし会ったこともないのに、作品を通して面識が深まっていく。なんならご近所さんのような気さえしてくる。

どんな歌を書いても、そこに登場人物やドラマが存在するのと同時に、曲を書いた僕がそこにいて、視点も温度感も単語もすべてが僕の体温として一緒に存在していられたら。誰かが歌詞を頭の中でなぞるとき、ふと口ずさむときに僕はいつも隣にいることができる。怖いことを言っているようだが、これは歌うたいとしての夢なのだ。

帰宅してストレッチ&筋トレ。
雨の降り始める音がする。午前二時、就寝。

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