2024/01/05 どう家全部見た

明けましておめでとうございます。言うております。

日本史、時代劇、が好きです
大河ドラマを始めてみたのは、おそらく北条時宗
なんとなく覚えてるのは徳川葵三代
なので2000年前後くらいでしょう。親父が見てたのでなんとなくくらいの感じです。
自分で意思を持ってみてたのは三谷幸喜の新選組!でした。
当時スマップスマップとかバラエティで見てたおふざけ担当な香取慎吾が厳格な近藤勇をやっていたので、
もともとの近藤勇ファンの人からは物言いがあったかもしれないです。

そんな感じで今回の家康もやっぱり違和感はあったんでしょうね。
「いやなら見るな」って言い方もありますが私からしたら「見たからこそ言えることだろ」と思いますが。
加えて大河ドラマの場合は一年通してみないと評価ができないものだと思います。だからこそ微妙だと感じても最終回まではとりあえず追ってみるというのが見方のひとつです。
ただのアニメやドラマなら、途中でやめて他のを見るというのもあります。しかし大河ドラマは一年に一本しかないのです。歴史ものにすがりつきたい人からしたら逃げ場がないんです。
そんな大河ドラマの一枠が微妙な感じだとそりゃ文句も出ます。まあ毎週毎週文句言う人もどうかと思いますが。

今回の大河は家康の15~死ぬまでを、神の君としてあがめられた三河物語をベースとした物語だった。私の知識としては真田丸と麒麟が来るを見てなんとなく知った気になってる素人程度。加えて過去の大河ドラマとか見あさったりWikipediaで人となりを調べてみたりしてた。(とくに関ケ原前後)
ドラマ自体は大河ドラマ以外はほとんど見ない。俳優はなんとなく知ってたり知らなかったり。
今回の家康はなんとなく髪型が変わったり髭がついたりするごとに成長した感じ出してたように見えた。
とくに月代になったタイミングでがらっと変わった。こういう、「純粋でまっすぐで心優しい青年が腹黒く非情中年になっていく」っていうのは大河あるあるで、去年もしかり昔からよくある。
ただ、家康の場合もっと変わってもよかったかもとも思った。
どう家ではずっと純粋な「白うさぎ」として描かれて途中から腹に一物の雰囲気を出していた。ただまあ「狸おやじ」のあだ名があるほどの内府様としては、もう少し曲者感出してほしかったところ。
とはいえ俳優はみんなちゃんと仕事してたし、映像も綺麗だし、衣装もよかったし、なんか後半の老けメイクとかはよくできてた。
問題は脚本、演出だと思う。特に最終回は残念だった。
キャラクターの動かし方もなんかヘタクソだなあって思った。素人が映像作品見てて「ヘタクソだなあ」なんて普通思わない。なんていうか全体的に浅く薄い感じがした。最後の真田信繁をちょっとフィーチャーしたようなシーンも薄すすぎた。有名な人だからちょっと時間与えとくか くらいな感じが見え見えだった。
歴史詳しくない人からしたら「こいつなんなん急に出てきて」ってなりそうな感じだし、歴史好きな人からしたら「もう少し詳しくやれや」って思うし。
最終回は大坂夏の陣を10分くらい、あと家康死ぬまでを10分くらい、あと全部時間使って回想シーンっていう謎の構成。まず最終回の前の時点で大坂の陣は終わらせといてほしい。46話大阪冬の陣、47話大阪夏の陣、48話その後の江戸幕府 みたいな感じでよかったのでは。
主要な重臣が死んでから新しく登場人物を出さな過ぎて、家康の家臣モブしかいなくしてる感じも手抜き感。しょうがないんですかね、こういうのは。
安寧な世にするためにがんばってきた70を超えた老人の最後が、20代の思い出だけふりかえるって違和感しかない。
私の祖父は、会計事務所の社長で2代目である私の父親に任せて会長になって10年くらいして亡くなった。肺ガンで入院していた。昔の人はタバコを吸いすぎだと思う。亡くなるときに過去を振り返ったかどうかまではもちろん本人にしかわからないが、死ぬ前日まで病院で祖父は父と仕事の話をしていた。20代のころなんて振り返るにしてもサッとだと思うしそこにすがることはないと思う。過去にすがる人は、今がどうしても苦痛で「あの頃はよかった」しか思えない人だ。私はその類だが。
家康にしても、72まで生きて日本のトップに君臨したのに過去にすがるか?と
子も孫も奥さんも家臣も異常なほどたくさんいて、過去よりも未来をもっと見たかったんじゃないか?って思う。っていうかドラマ的に過去を振り返るより未来に臨みを持って死ぬ方が美しくないか?歴史的にも一人の人がやったことが今の時代にもつながるみたいなほうがよくないか?
なんだよ「鯉食ったの誰だ」って茶番。ひどすぎるな。





オマケ

サトシの自己紹介って戦国武将みたいだなって

「おれ、マサラタウンのサトシ!夢はポケモンマスターになること!こいつは相棒のピカチュウ!」
「我は甲斐 武田大膳大夫晴信!上洛を志し進軍に候!是なるは嫡男武田四郎勝頼!」(言ってそうなだけ)

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