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日記〻ゴミの上でも雨粒はうつくしく

3日坊主でも大丈夫、3日間で区切る日記をつづける。


2月18日(金) 晴れ
あらぬ所から鮮烈な言葉が降ってきてびっくり早朝に目が覚めた。
先日、友人が不意に放った「ポエムは一晩で出来上がる」発言に激昂してしまうという一面があったが、それを癒すような出来事が最近多いような気がする。
詩が好きでよかった。



2月19日(土) 雨
朝から雨予報をにんまり眺め、雨待ちの音楽を聴きながら映画館へ。
「さがす」を鑑賞した。映画には、ストーリー、台詞、演技、音楽など様々な要素が含まれているが、その時々で自分が観たいものに焦点が当たっている感覚が面白い。本作では「あなたは何を探しているの?」「意味を求めるなよ」の台詞が印象に残った。中盤からは、「自由に生きる」と「自由に死ぬ」って何だろうね、とぼんやり考える。上映が終わっても、体内に沢山の問いが残る映画は好き。観賞後に一駅分歩いて帰った。
夜は雨を探して散歩。



2月20日(日) 雨のち曇り
雨の音で目が覚める。
のそのそ起き上がってブラックコーヒーを淹れる。近所のパン屋さんで買っておいた甘いパンともくもく食べる。今週も美味しかったね。図書館で借りておいた、長田弘さんの詩集「世界はうつくしいと」を読む。すごく好きな詩集になった。詩、そこにあるものをただただ肯定する詩。読んで良かったと同時に、長田さん作品をコツコツ読み集めると誓い、帯をぎゅっと締めた。


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