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日記〻罫線をすり抜けていくもの

3日坊主でも大丈夫、3日間で区切る日記をつづける。

1月13日(木) 晴れ
罪を憎んで人を憎まず、を突き通した日。心をざわつかせるのはいつも、心ない思考へと誘導するような会話の往来。その場で留まり、否定も肯定もせず、時間が過ぎるのを待つ。ふう。心がくさくさした日には、銀だこでたこ焼き買って「おいしく召し上がれますように。」と魔法をかけてもらうに限る!


1月14日(金) 晴れ
江國香織さんが出演されているポッドキャストを聴く。細く儚く素敵な声。お話を聞けば聞くほど、自身の内面がどれだけ彼女に影響されてきたのかが滲み出てきて恐縮する。メモを取りながら、もう一度聞こう。


1月15日(土)曇り
曇りの日は太陽を直視してもダメージが少ないから良い。今日は、不安と慣れについて考えを巡らせた。通りすがりの和菓子屋さん「黒船」で高知県産柚子使用の柚子どらやきを手に入れる。
寝る前にはことばについて考える。もう何ヶ月も、書くことばは鋭く尖って見える。そうした時、声はいいかもなぁ。と思考が逃げようとする。ことばは声になる時、歯の隙間から濾過されている?

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