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Sr. Site Reliability Engineer at Autify

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最近の記事

2023年振り返り

一生終わらないかと思った長い一年だった。2023年は人生で一番きつかった。つらかった。でも、なんとか生き残れた。すべてのママパパは尊い、すごい。 5月に第一児の男の子が生まれ、はじめての育児が始まった。それ以降年内育児休業を取り新生児育児というHARD THINGに立ち向かっていた。 大変だったけど、寝れなくてとにかくしんどかったけど、色々悩んだけど、それでも妻と一緒にフルタイムで戦えてよかった。戦うべき時に戦えた。かわいいところも苦しいところも、大変だけど一生忘れないで

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    • プレパパ子育て準備録〜28w-33w〜

      着々と妻のお腹が大きくなりゆくこの頃、日暮らし、レンタルする商品の手配など具体的に事が進み、着々とお出迎えに近づいている。 書籍医者が教える赤ちゃん快眠メソッド 育休夫婦の幸せシフト制育児 (はちみつコミックエッセイ) 妻が見つけて買ってきたものをありがたく読ませていただいた。シフト制育児はわりと周りでは身近に感じていたものの具体的にどうすればいいかわかっていなかったので、ネントレの本との組み合わせを期待した。 漫画形式なのでさくっと読めたのが良かったのと、著者のパ

      • プレパパ子育て準備〜25w-28w〜

        第一子の出産に向けて、生まれてからだと何かとバタバタすることが明らかに予想されるので、できる限り赤ちゃんや子育てについて学んでいる。このブログは基本的に何書いてあったか忘れる自分向けの備忘録である。 アンチパターンについては先月色々わかったので、もう少し実践的なものや考え方について、動画も含めて色々みている。名前を決めるなど着々とお出迎えに近づいてきている。 色々見ていく中でもう自己啓発とかコミュニケーションの類いに近くて、いくら科学的アプローチで立証してますよ、といった

        • 『カオスエンジニアリング(O'Reilly)』の参考文献を読み込む

          当ブログは、O'Reillyから出版された訳書「カオスエンジニアリング」の書評となります。当書籍の最も感銘を受けた点がカオスエンジニアリングが科学として体系的にまとめられており、ソフトウェアに限らず多くの分野における研究と実践に基づいて理論が展開されている点でした。そのため、概要紹介、書評に留まらず、参考文献として引用されている論文や書籍•記事を個人的に読み本書の背景理論となった部分について中心的に学んでいきます。 本書の訳者であり、現職Autifyの同僚の堀 明子さんに献

        2023年振り返り

          出産前パパが読んだ子育て本〜2023年1月〜

          どうせ本を読んだとてやってみないとわからないのだが、それでも第一子の誕生に向けて200%の準備をしてようやく妻の仲間になりうる最低条件のバーふれられるだろう、ということで、今のうちに起こりうることややってはいけないこと、心持ちを学ぶために、月二冊以上の子育て本を読書を自分に課している。 目標は、全体像を自分自身に持った上で、効果的で必要な行動を先回りして出来るようになること。 パパ1年生『パパ1年生』という本がKindle Uimitedで読めたので手に取った。眠れない正

          出産前パパが読んだ子育て本〜2023年1月〜

          悪者扱いしてたオトナに変わりゆく俺へ、30代を迎えるソフトウェアエンジニアの心境

          29歳に近づきあれよあれよと30代を迎えようとしてる中で生まれた大きな心境の変化を記録するものである。タイトルには隅田川の辺りに日本オフィスを構える Autify に2022年ジョインしてからのテーマ曲にしている、Creepy nutsの「のびしろ 」をinspiredなテイストである。 2022年12月時点のステータスは、 SaaS•ウェブアプリケーション開発を主な生業とするソフトウェアエンジニア 既婚 会社員、正社員: 2022年1月〜 Autify, Inc.

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          悪者扱いしてたオトナに変わりゆく俺へ、30代を迎えるソフ…

          オーストラリアで開催された SREcon22 Asia/Pacific に登壇しました from Autify

          こんにちは、Autifyにてエンジニアをしている@hgsgtkです。この記事はSREcon22 Asia/PacificというオーストラリアでUSENIX主催で開催されたカンファレンスでin-personで登壇してきたことについて、英語での登壇の準備方法や個人的な想いなどをシドニーのきれいな写真と共にお送りするものです。 Autify Advent Calendar 2022の15日目の投稿として、本当はAutify Connectという「localhostやプライベート環境

          オーストラリアで開催された SREcon22 Asia/Pacific に登壇しました from Autify

          Autifyに入社します

          2021年12月31日をもってBASEならびにBASE BANK(BASE 100%子会社)を退職しました。 そして、2022年1月1日よりAutify社に入社いたします。執筆時点(2021年12月22日)では入社前ですが、ありがたいことに「次はどうされるんですか?」とお誘いを頂く機会が何度かあり、先行して公開情報にしておこうかなと思い、筆を執っています。 (The English edition is available on Medium.) これまでやってきたこと

          Autifyに入社します

          アウトプットのフィールドを日本語圏から英語圏に移行していこうとおもう

          日本語圏のコミュニティ内でのフィードバックから英語圏のコミュニティでのフィードバックが得られるような基盤を作っていこうとおもう。 個人のスタイルが体外的なアウトプットを出していくことで、社内に閉じない学習フィードバックループを生み出すというものだが、これについて日本コミュニティの中でぐるぐる回していくことについて、方向性が自分がやりたいことと合っていないのではないか、という悩みを最近抱えていた。 そもそもアウトプットするという行為自体に対して億劫になっていたのも、それによ

          アウトプットのフィールドを日本語圏から英語圏に移行していこうとおもう

          『ユニコーン企業のひみつ ――Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』を読んで

          『ユニコーン企業のひみつ――Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』をほそぼそ読んで読み終わった。 最近ダラダラ怠惰な日々を送っているので、ダラダラと読んでいたが、ピクニックしながらとかカフェとか朝コーヒー飲みながらで、概ね2時間弱で読み終わった。そのくらいあっさりと薄い分量の一冊。 一方で、内容はそれ自体をめちゃくちゃ参考にする、というよりかは多かれ少なかれ同じような事を考えて日本企業でも実践していることが多かったと思う。 Spotifyがスウェーデン企業で

          『ユニコーン企業のひみつ ――Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』を読んで

          『リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』を読んで

          『リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』という書籍を読んだ個人的な感想戦を書き残す。 新宿のジュンク堂でたまたま視界に入って、ちょうど「マネージャって結局自分にとって何なんだろうなぁ」とか思っていたタイミングだったので、読み始めた。わりとメインのプレーヤーとして関わるプロジェクトも完遂し、「チームの主たる成果を出すいちプレーヤー」を終えた節目だったり、上半期評価のタイミングで、組織の中の個人の振り返りをしていたタイミングでもあった。

          『リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』を読んで

          スクラムガイド(2020年版)を読む

          これは、とある企業でアジャイル実践者として立ち回っている一人の開発者がスクラムガイドを読んだ個人的な記録である。 とある企業では、「そのチームの取組の目的はフレームワークに依存するものではなく自分たちの内発的動機から生まれるものである」、という前提に立った形で「北極星」を定義していた。そして、その北極星を一つの価値基準においた上でアジャイルのプラクティスを基本を抑えて使いつつ、随時自分たちの中で得られたインサイトをオリジナルなプラクティスへの肉付けしてきた。それが、以下の記

          スクラムガイド(2020年版)を読む

          『ATDD by Example: A Practical Guide to Acceptance Test-Driven Development』 一人感想戦

          『ATDD by Example: A Practical Guide to Acceptance Test-Driven Development』を手に取り読んだ。 一人感想戦をする当人の状況ATDDについて2021年1月に開催されたJTF2021 Winterで『TDDからATDDへ歩みをすすめる』という発表をするなど、昨年末からATDDに対して本腰入れて実践に取り掛かっている。 ATDDという概念自体はおそらく2・3年前くらいに『実践テスト駆動開発 (Object

          『ATDD by Example: A Practical Guide to Acceptance Test-Driven Development』 一人感想戦

          ソフトウェアテストの基本を再確認できる『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】』

          『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】』という本を手にとった。初学者向けのやつなのかなと思っていたのだがふと「自分が知識ゼロではないといつ思った!?」みたいなことを思い立ち手にとった。 読んだ感触としてはたしかに「これからテスターになる人」をターゲットにした書きっぷりなのだが、各章の内容は研究論文や有力とされるアイデア・研究結果に基づいており、注釈で触れられている内容も更に一歩深ぼるヒントになる内容となっている。著者は探索的テストを提唱したCem Kaner氏を恩

          ソフトウェアテストの基本を再確認できる『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】』

          振り返りの実践の参考になった ー 『駆け出しマネジャーの成長論 7つの挑戦課題を「科学」する』

          同僚に『駆け出しマネジャーの成長論 7つの挑戦課題を「科学」する』という本を紹介いただいた 「マネージャーとはそもそも」的なマネージャー論はこれまでいろいろ読んできていて、この書籍は表紙がちょっと黄緑でポップそうだったのであまり読んでなかったのだが、中原淳さんの書籍はコレまでも幾つか読んできたこともあり安心感をもって手にとった。わかりやすい語り口調な上、注釈でしっかり学術的参考文献が記されるので、背景理論まで理解することが出来る物が多い。本書も例外ではない。本書の内容を私が

          振り返りの実践の参考になった ー 『駆け出しマネジャーの成長論 7つの挑戦課題を「科学」する』

          NETFLIX流フィードバックを学べる 『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』

          NETFLIX創業者のリード・ヘイスティングス本人による著書『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』。 本書を手にとったきっかけは、NETFLIXの開発組織と開発者像のの一つの提示モデルである「フルサイクル開発者」の定義を現職でも取り入れたことに始まる。 BASE BANKの開発チームでは、自分たちで開発したサービス・機能をグロース・サポートまで担当します。そのため次のようなシステム開発ライフサイクル全般に積極的に関わっていただきます。

          NETFLIX流フィードバックを学べる 『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』