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体内時計をコントロール

快適な睡眠は、バランスの良い食生活、定期的かつ適度な運動とともに、健康な脳と身体の源です。
人間のカラダは、24時間のリズムで変化しています。
朝が来ると血圧と心拍数が上がり始め、夕方には体温が上がり、夜には尿の流出量が多くなり、真夜中には成長ホルモンが分泌されます。
この一日の周期、人間の体内時計の事をサーカディアンリズムと言います。

体内時計はちょうど私たちの目の裏側にある視交叉上核(しこうさじょうかく)に存在します。
ここで私たちの1日のリズムを統率する時計中枢としての役割を担っています。

視交叉上核には約20,000個の神経細胞があり、私たちの睡眠、覚醒、体温、ホルモン分泌、血圧などの様々な生理機能の24時間のリズムが作り出されています。

視交叉上核の核の意味は、そこに神経細胞がぎゅっとたくさん密集しているという意味です。
20,000個もある1ミリの100分の1ぐらいの大きさの細胞ひとつひとつに約24時間の非常に精密な時計が宿っている…
宇宙を統率している目に見えないチカラが働いているようで、何とも神秘的ですね。

もし、このサーカディアンリズム(体内時計)に狂いが出ると、睡眠障害、季節性の精神疾患等、私たちのカラダに様々な不具合が生じます。

出来れば、毎朝、決まった時刻に起きて、太陽の光を浴びるのが、睡眠覚醒リズムを規則正しくするコツです。
明るい光を浴びると体内時計のスィッチが入り約15時間後に眠気を覚えるのが、太古の昔から人間が受け継いできたリズムです。

ちょっと寝坊したい休日の朝からでも、出来れば同じ時刻の起床がおすすめです。

憂鬱な月曜日(ブルーマンデー)を避けるためには、日曜の朝でも早起きしましょう。
サーカディアンリズム(体内時計)を意識した週末の過ごし方で次の1週間が快適で充実したものになる事でしょう。

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