7月8日の日記 虎に翼!ヒャ〜!!

・『虎に翼』71話を観る。いや〜〜〜〜〜〜〜渋い顔。渋いわ……これは……。

・日本の男たちが令和になってやっと、「もしかして家庭って顧みなきゃ駄目か?」と実感を伴い実践し始めたことを、昭和の世に気付いてなくてあれれれ〜??みたいな展開。辛いね〜〜〜〜〜。

・昭和を通じてどんな男たちも理解してこなかったことなのに、そういう人は今でさえいるのに、いままさに昭和を生きる寅子には「働いてるからOK」にフリーライドすることが許されないのかと思うと、「ズルくね!?」と思う。正直。これで許されてきた(許容されてきた)夫がたくさんいるのに、寅子には許されない。辛いよ〜。

・「家庭円満とは天から降ってきた恵みではない」という価値観なのは、分かるけど、でも寅子の周りの男どもはそれに糾弾されないんだよね?みたいなさ〜……。

・寅子がチョーシ乗ってる、とかもさ。確かに寅子はチョーシ乗ってるが、バリバリで働いてる人ってみんなこういう感じでチョーシ乗ってるくない?今でも。稼いでる人の派手な遊びから、稼いでない人が決まり悪さに「羨ましい」「すごい」ととりあえず言っとく。って今でもよくあることじゃないすか。それをよお〜〜〜〜〜〜〜〜〜……。駄目か?頑張った分チョーシ乗ったら……。心がチクチクしちゃうわよ。

・ハラスメントという言葉、経済DVなんて概念がなかった時代に、どういう帰結に至るのかは気になる。どうなるんだろうな。花江ちゃんが再婚して優未も連れてくとかも正直ありそうだなと思っとる。そんなことにはなってほしくないが、でも、何週にも渡って心が離れてることは散々描写されてるからね。

・ギエー!!


・寅子が言われたことをそのまま信じる(裏腹な気持ちというものを感じ取らない)のって、そのまま「憲法」「法律」を強く信じていることの裏返しなのだと思う。「辛いことがあったら支え合う」と心の底から信じているから家族のために果敢に仕事をするし、弟や甥や娘にお金を使う。それが寅子にとっての「家族との助け合い」なんだろう。

・あと、「言いたいことを言う」という裁判の形式にも慣れすぎてるんだろうな。調停でも双方の意見は聞いて当たり前だから、「家族なのに言いたいことを言わない理由」が、本当に想像も付かないのだろう。分かる。私も空気読めな女だから……。


・寅子が気の毒なのは、モデルケースがどこにもいないことだ。ファーストペンギンなのだ。どこをどう歩けばいいのか誰も教えてくれないし、同じ立場の人がどんな気持ちでいるかなんて察しようがない(寅子と同じ立場の人間はどこにもいないから)。寅子は純粋さによって「女性初の裁判官」を獲得したわけだけど、そこには共に愚痴を言い合える同僚も先輩もいないんだよね。一緒に輝いてくれる人がいれば「、今日は早く帰って家族に会おう」と言ってくれる人がいれば、寅子も素直に「そうね!家族にアメリカの話をしてあげましょう!」と家路に付いたろうに。

・同僚も先輩もたくさんいる私には、とてもじゃないけど「寅子が悪い」とは言えないよ。よくないけどね。家庭生活はよくないけど、責める気持ちにはなりようがないよ。

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