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9月28日の日記 料理は工作

・マイナスポトフを作って以来、作るのに30分くらいかかる料理を作るのに苦を感じなくなった。ちょっとくらい時間が必要でもマイナスポトフに比べれば全然なので。思わぬ副産物。

・料理の、というか食材の「あなたの食べたいようには育っていませんよ」ってところ、好きだ。人間は世界を改良しているだけで創造できるわけではない、という壁を感じる。それが気持ちいい。

・フリーダムさや万能感に喜びを感じる方が分かりやすいだろうが、私はそういうのちょっと苦手。逆に不安になってしまうし、「何でも上手くいったりなんてあるわけない」という解釈違いを起こしてしまう。上手くいってるならそのまま乗っかっていけばいいのだけど、自己否定感がそれを許さない。

・「自分や人間には限界がある」と感じたときに、脱力するような世界の広さに触れられたような気分になる。

・これは「何にもできないや〜」という安易な諦めではなく、「どんなに努力しつくしてもできないことがある」という全力の先にあるものだ。

・ここまでやって始めて、世界を他者として認識できて、気持ちいい。

・料理はこの”他者感”をお手軽に感じられる手段なのがいい。精神的に気持ちよくなれる上に、手先を動かせて、美味しいものも食べられる。コスパがいい。


・料理で一番好きな工程。包丁を使う工程。

・「切れる」っていうのが気持ちいい。

・触覚もほどよく刺激されるし、見た目にも分かりやすい。

・あと「ミンチ肉を揉む」も好き。餃子とかハンバーグとかの、全ての食材・工程の伏線回収だ!ってなる。

・料理、実は工作だよね……。

・工作はめちゃ苦手だったんだけど、料理とすると「これは美味しいものを作るゲームだから」と理解できてそんなに苦手ではない。得意でもないけど、手を付けるのに苦しい思いはほとんどない。

・それをさらに軽くできたので、マイナスポトフを作ってみてよかったな〜と思いました。

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