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4月13日の日記 カラオケ行こ!を観た

・映画『カラオケ行こ!』を観る。和山やま先生の作品で、合唱部でソプラノを担当する男子中学生の岡聡実くんと、大阪のヤクザである成田狂児が、カラオケを通じて心を通わす物語……。

・よかった。面白かった。

・空気の読めない私でも「狂児!!!ろくでもない大人!!!!」と叫ぶほどにろくでもない人間だとすぐに分かった。途中のカラオケ練習シーンや、本番カラオケシーンでも「ろくでもない大人!!!!!!!」と何度も分かったので、ここで「この人たちはよくない人たちだという設定!」と脳に指令を出さずに観れてストレスフリーだった。

・恐れられるべくして恐れられる存在、成田狂児。空気を読まず馴れ馴れしくて、自分の我儘を通す方法に長けた悪い大人だった。ニコニコしながら近付いてきて物を強請らせる手管が上手すぎる。音叉をタイガース柄にすな。あ~可愛い。怖くて可愛い。ギャップがとても大きくってどっちを信じればいいか分からなくって、そうなると自分の辛い時に受け止めてくれた方を信じたくなってしまうよね。コロッと好きになってしまうよね……。絶対に近寄ってほしくない。


・その狂児が恐れる組長が、更に輪をかけて怖い。こちらは純粋に、ストレートに怖い。「お腹の中から関西弁が出てる!北村一輝は絶対に大阪人だ!!」と思って調べたら本当にそうだった。東住吉出身らしい。

・カラオケ大会で中学生の聡実くん相手にちょけてしまうのが、「若者を怖がらせることを恐れていない」という感じで恐ろしかった。普通の大人は子供を怖がらせやしないだろうか……と悩んでキモい雰囲気を出してしまうのに、組長にはそういう屈折がない。それでいてキティちゃん恐怖症の組員の手の甲にキティちゃんを彫るという情報だけが再びリフレインされるのだ。決して正気ではない。恐ろしいほどに凄まじく、常人には想像もつかないほど肝の据わった人だと思う。絶対に絶対に近寄ってほしくない。


・このろくでもない大人たちに絡まれた聡実くんは災難だったというほかないが、一人声変わりに直面する聡実くんの懊悩は、清廉潔白な「愛」を語る(そして女である)教師には掬い取れない気持ちだものだものな。同じ男の後輩は自分にクソデカ感情やクソデカ期待をぶつけてくるばかりで何の寄り添いもしてくれないし。異性の同輩には理解のしてもらいようがないし。最初は抵抗していた聡実くんが逃避先に狂児を選ぶのも、一種の自傷行為なのだとするりと分かった。

・聡実くんは狂児に甘えていて、しかしその自覚がないからひどく横柄になっている。可愛いね。子供だね。


・大阪はいま、一昔前とは全く違う街になっている。新しいホテルがいっぱい増えてどこもかしこも清潔だ。しかしきれいだからいいというわけにもいかない。たまに、汚い街があったことさえ記憶から消えそうで、さみしい瞬間もある。

・この薄らさみしさを結晶化してくれている……とも思った。よかった。うまく言えないけど、時代性……になった。


・あと、狂聡やね。これは。分かるで。和山やま先生とはいつもカプの解釈が合うんだ。私は。



・ティアマト・アウラマグナをやる。安定しね~~~。

・ディスペルが全然足らんのよ!!すぐ幻影とマウント貼るねん!!!と友達に相談したところ、「SSRエルモート入れろ」と言われた。なんか自動ディスペル持ち(奥義のあとは2回打ってくれる)らしい。へえ……と思ったので入れてみた。本当にディスペル2回打つじゃん。幻影とマウントに効く~。すげ~。すぐ指輪あげた。すると奥義ダメ20%アップ引いてたまげた。しかも3アビ打ったら奥義も2回打つねん。何が起きてるの?

・あとマナダイバーやめた。スタメンがエルモート、実家に帰ったパーシヴァルさん、アテナで、HPがもたんので。パナケイアは何でか分からんけど自動で回復してくれる。

・全然古戦場やってね~。やりたくねえもん。古戦場……。ずっとアウマグだけやってる。シスさんは限界超越したいよ?ほかの十天衆もしたいよ。でも、それを上回る気持ちで「古戦場やりたくない……」ってなるんだよ。だって楽しくないもんよ!体が付いていかんのよ。ほんと。

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