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外観モードの選択

 最近、あいほんさんの外観をダークに設定した。このnoteも、黒地に白で映っている。文字だけがスン…と浮かんでくる感じがして、とても好きです。見やすさもあるけど、それ以上になんかこう、肌に馴染む。画面のたたずまいが、自分と相性いいのか、しっくりくる。

 ポルノグラフィティの曲で何が好きか考えた。音のない森・シスター・EXITが思いつく。ミスチルで初めて好きになったのは、掌だった。スピッツはホタル。これら続けて再生すると、思わず笑っちゃうくらい、ぜんぶかげっている。歌詞だけ眺めれば、いわゆる希望を感じなくもないけど、妙にあんたんとしている。ほんわか明るい純愛の曲がきらいとか、そういう訳ではなく、どうも日陰から遠くの太陽をみているような、そういう光と距離感のある曲に惹かれてしまう。出不精だからか?

 ハッピーエンドのその先を想像して、きっとまた別の悲しみや苦しみを味わうのだろうと、ぐるぐる悩む。逆にバッドエンドだと割り切れなくて、その割り切れなさにホッとする。これで思う存分悩める〜ッ!という、おかしな爽快感がある。そういえば受験期に、先生から「喜劇と悲劇の違いは、主人公が変われたか変われなかったかだ」と教わり、なるほど納得した。変化するって進んでいるってことだから、色に例えるなら、喜劇は青・悲劇は赤。合法的にとどまっていられる、ぐちゃぐちゃ悩める、だから悲劇が好きなのか。

 がつがつまっすぐ進む生き方を、ときおり「うらやまし…」と感じて、あいほんの設定みたいに、ワンタップで明暗を決められたらいいのに、と考える。けど実のところ、ふだんから「暗」の選択をしているのは、自分なんだな〜と気づく。あんがい「明」を選ぶよう意識すれば、外観って簡単に変わるのかもしれん、と思った。暗い画面に文字うちながら。赤信号、落ち着くね!

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