見出し画像

島田由香さん、「ウェルビーイングは分断を止めるもの」 / インタビューvol.3

東京セッション開催前インタビュー第3弾は、ウェルビーングセッションにご登壇予定の島田由香さんよりお話を伺いました。

◇ ◇ ◇

島田由香(Yuka SHIMADA)
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社
人事総務本部長 
<ご経歴>
Team WAA! 主宰、YeeY Inc. 代表、Delivering Happiness Japan チーフコーチサルタント、 Japan Positive Psychology Institute 代表、一般社団法人 dialogue 代表理事、 米国 NLP 協 会マスタープラクティショナー、マインドフルネス NLP®トレーナー。ポジティブ心理学プラクティショナー。 1996 年慶応義塾大学卒業 2002 年米国ニューヨーク州コロンビア大学大学院にて組織 心理学修士取得。2014 年より現職。学生時代からモチベーションに関心を持ち、キャリアは一貫して人・組織にかかわる。高校三年生の息子を持つ一児の母親。
日本の人事部「HRアワード2016」個人の部・最優秀賞、「国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2019 for SDGs」受賞。 
2021年6月行政改革推進会議(議長・菅義偉首相)有識者メンバーに選任。

ー2021年度東京セッション登壇へのご快諾誠にありがとうございます。今回登壇の打診があった際、東京セッションに対してどのような印象を持ち、ご快諾いただいたのでしょうか?

さまざまなイベントに呼ばれる機会がありますが、私は声をかけていただいた際は基本引き受けるようにしています。世界が少しでもよくなることに貢献したいと考えているからです。

また東京セッションに関してお話を伺った際には、広島が関わっていることに魅力を感じました。平和の象徴である広島、また日本から世界に向けて平和を発信できるよい機会だと感じています。今回登壇を打診してもらった時は即答いたしました。

ー今年の東京セッションのテーマについて「分断を癒し、乗り越える行動とは」という問いを挙げています。島田さんは、このテーマについて「ウェルビーイング」がどのように作用すると捉えられていますか?

ウェルビーイングは分断を止めるものだと考えています。分断を感じるということは、もともと私たちは一つだったとそれぞれが知っているからではないでしょうか。

ウェルビーイングと言うことは簡単ですが、いざやってみると難しいものです。今いろんなところでウェルビーイングが話題になっています。そのことは非常に嬉しく感じているのですが、一人ひとりがウェルビーイングという概念について腹落ちさせ、またウェルビーイングであることを体感するまで浸透させていくことが重要かと考えています。

ー経済人視点ではウェルビーングに対してどのような願いをもっていらっしゃいますか?

これまで活動してきた中で、「大きな企業にいるのに〇〇なんですね」と言われることが多々あります。「大きな企業にいるのに自由にやってるんですね。」とか。そのように言われることの背景には、大きな組織に属しているとルールや文化に阻まれてしまうという考えがあるのでしょう。

「世の中を良くしたい」という思いから企業はスタートするものなのに、ビジネス活動の中にはたくさんの分断があります。そのような分断を解消するためにも、まずは企業に所属する一人ひとりが自分のウェルビーイングを考えるべきだと思います。また大きな企業にいる方こそウェルビーイングについて考えるべきだと思います。

よく「仕事の生産性を上げるには」ということについて議論がなされていますが、そもそも生産性とは「上げる」ものではなくて自然と「上がる」ものなのです。生産性が「上がる」ためにはウェルビーイングが必要なのです。

ーこの度「ウェルビーイング」セッションでは、保井俊之さん、丹羽真理さん、杉山実優さんとご登壇いただきます。島田さんを含め4人の皆様との登壇をどのように捉えていらっしゃいますか?

このようなイベントに声をかけてもらう機会が多々ありますが、同じ人と同じテーマで何度も話すことはありません。登壇者一人ひとりとの出会いも一期一会だと思っています。今回のセッションでは、4人それぞれ方法や活動は違いますが、「ウェルビーイング」という目的は一緒です。そのような方々と話すことがとにかく楽しみです。

また今回のモデレーターである保井さんはこのセッションで唯一の男性ですが、ビジネスの世界では「シニアな男性が偉い」というバイアスがあると思います。そのようなバイアスをどのように取っ払うのか、また保井さんが私、丹羽さん、杉井さんの女性3人をどのようにモデレートするのかとても楽しみです。

ー東京セッションご参加予定の皆様にぜひメッセージをお願いいたします。

東京セッションが3年間続いているのは、代表の佐々木さんをはじめ、関わるみなさんが大きな意志をもっているからだと思います。登壇の打診から準備の過程まで、佐々木さんや他のプロボノメンバーから非常に強い意志を感じました。

東京セッションに関わる皆様、またこれから東京コミュニティに参加する皆様のウェルビーイングが良いものであってほしい、そのように願っています。

◇ ◇ ◇

「世界平和経済人会議ひろしま東京セッション」について、詳しい内容や最新情報を公式イベントサイトにてご紹介しています。

2021世界平和経済人会議ひろしま東京セッション
公式イベントサイトはこちら


最新情報は、FacebookやTwitterでも発信中です。ぜひご覧ください!

Facebook「世界平和経済人会議ひろしま東京セッション」
https://www.facebook.com/sdgsforpeace/
Twitter「国際平和拠点ひろしま+東京コミュニティ」
https://twitter.com/sdgsforpeace