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世代分析

Z世代という言葉が世にあふれています。
このZ世代という言葉は、もともとはアメリカで使われている世代分析の用語で「1997-2012年に生まれた若い世代を指し、 2022年時点で10代から20代の若者」がZ世代とのことです。 日本では、20代の人口は1995-2018年の間に30%以上減少していますが、世界的には増加しており、マーケティングの対象としては注目される世代。また生まれながらのデジタルネイティブ世代といわれ、当たり前のようにスマートフォンを扱い、情報収集と発信力は侮れない存在なのです。
リーマンショック以降の経済低迷期に多感な幼少期を過ごし、親の苦労も見て来た世代です。「食」に対する考え方もとてもしっかりしているように思います。「経済的」「もったいない」「時短」などのワードが当たり前。農林水産省が進める「ニッポンフードシフト」がこのZ世代に向けてさまざまな形で発信しているのも頷けます。

先日、この「ニッポンフードシフト」の企画で弊社グループのZ世代社員にインタビューが行われました。手前味噌ではありますが、なかなかしっかりしてます。多少よそ行きな感じもありますが、今の若い社員の考え方に刺激をもらいましたし、頼もしくも思います。
是非ご一読頂けましたら幸いです。


これからグローバルな展開が求められる中、世界の消費ボリュームゾーンとなるZ世代に対して、ニッポンの若者たちの発信力がきっと新しい道を切り開いてくれる。彼らの力が思いっきり発揮できる、そんな環境を作るのは私たち世代の責任だと思います。


ちなみに、私の年代は新人類と分類されていました。これは経済人類学者の栗本慎一郎さんの造語で、団塊世代の学生運動はすっかり下火となり、政治的な熱が冷めた世代といわれます。 当時の人気TVキャスター筑紫哲也さんの対談企画で新人類といわれる人たちを取り上げた企画が話題となり(のちに書籍化)1986年の新語・流行語大賞に選ばれています。高度経済成長期と子ども時代が重り、戦中世代や戦後のモノ不足を知る世代からは、「忍耐力がない」「甘えている」「常識が通じない」と揶揄されました。当時青臭い大学生だった私はテレビに向かって「俺を勝手にカテゴリー分けすんじゃねー」と憤っていたもんです。

今思えば現代の若者とは環境が真逆。ハッとしました。
世代分析って結構大切ですよね。