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ほっこりとおだやかに

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素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています
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#言葉の海

apple。

愛することも 愛されることも 尊いってことを 神様が教える前に 氣づいてしまったから レッスンもテストも何も もう要らないんだって 手を取り合って楽園へ 歩いて行く後ろ姿に 嫉妬した誰かさんが 「彼らは罪を犯した」って 嘘をついた 命のはじまりも 星のおわりも 美しいってことを 神様が教える前に 氣づいてしまったから 過去でもなく未来でもなく 「今この瞬間」を 愛していこうよって 語り合う彼らを 理解できない誰かさんが 「彼らは愚かだ」って 悪態をついた ねえどうして 真

人生に無駄なことなんて起こらない。

 私は比較的、引っ越しが多い人生だと思う。  その中で、今はそこまでしないけれど、内覧に行くときは必ずコンベックス(メジャー)を持参して、不動産屋の担当者さんが印刷してくれた間取り図に大体の寸法をメモし、部屋が決まったらそれをさらに1/10スケールくらいで方眼ノートに落とし込み、手持ちの家具が入るかどうかを毎回検証していた。  コンセントの位置や個数、ドアの開閉の向きまですべてメモし、家具の配置まで考えてから引っ越していた。そのほうがやれ冷蔵庫が通路を通らないだのというトラ

365日もあれば。

 ちょうど一年前の今日は、ある神社の節分祭にいた。  当初の予定が頓挫して悲しみに暮れていた私を、いつもとても可愛がってくださっている先輩方が誘って連れ立ってくれ、出向いた節分祭だった。  寒い中執り行われた節分祭のすべてを憶えているわけではないのだけれど、あの日、ご一緒していたある人に衝撃的なことを言われたことは、今日までに何度も思い出された。  詳細に記すつもりはないから書かないけれども、要約すると、一年前の私が望んでいた、ないし当たり前に続くと思っていた人間関係や

輪になって廻って。

深海に落ちる瞬間 この耳が探すのは 寄せては返す波のように 反芻する人魚の寝息 宇宙の声を聴きながら 遠ざかっていく今日 残る記憶をかき集めて 再生される「夢」 朝が来るまで私たちは 海を飛びまわり空を泳ぎ 草花の囀りを愛でては 沈黙の中で微笑した いつかどこかの惑星で見た 虚空に浮かぶ美しき残像 忘れたくないことだけ 煙のように漂っては消える 輝いて見えた灯りの傍らで 意味を拾い意義をぶちまけて 散り散りになった影と陰が 手を繋いで命を奏でる 輪になって廻って

降っても、晴れても。

 解散してしまった好きだったバンドのメンバーが、新しいバンドを結成しているのは知っていた。でも、曲を聴いたことはなかった。  新バンド結成から何年も経っていたけれど、今になって聴いてみようかな、という氣が起こり、朝からアルバムを順に漁っては耳障りにならない程度の音量で流し続けている。サポートメンバーによって元はなかった楽器が入っている効果もあって、旧バンドの好きだった頃のテイストは残しつつも、やはり異なる音楽になっている。  そりゃそうだよね、と思いながら、こちらのバンド

オレンジ。

美しさとは ただあるがまま ありのまま 生きる命のことで 強さとは 風に吹かれても 雨に打たれても しなやかに生きる命のことで 愛おしさとは まるで生まれる前から 知っていたかのように 私はあなたであなたは私と 何の疑いもなく感じさせる 透明な信頼がもたらす 魂の共鳴のことで 愛とは あなたが好きな花を あなたが好きと言ってくれるような 美しさも強さも愛おしさも 伝わるように写真を撮って 贈りたいと思う心で あなたの好きな色を見つけては あなたを思い出

あなたがくれた夕暮れに。

稜線に今日が沈みゆく もう何度目かのこの景色を眺めながら あなたが今どこで何を感じているのか 目を細めて繋がろうとする 小さくても確かに続いていく祈り その祈りで織り上げられた絵が たとえ漆黒の海であっても いつもあなたが光をくれるから 還る場所を忘れることはもう 決してない 「ただいま」と「おかえり」があること 儚い蒼海の一粟はただ奇跡なのに 人はどうして慣れてしまうのだろう 手放してしまうのだろう 忘れてしまうのだろう この空が夜の海のように静謐になったら 人がずっ

round and round。

また此処に立っている 私はワタシを見下ろして 何を想う 何を想う また此処に浮いている 感情も思考も 失くして 失くして また此処で叫んでいる 声にならない祈りを 抱えて 抱えて また此処で呼んでいる いつまでも迷子のアナタ どうしてる どうしたい? いつも此処で出逢ってしまう 約束を果たすまで 繰り返し 繰り返し いつも此処に答えがあったの 私がわたしだった頃 覚えてる? 憶えているよ いつも此処に還って来ていた アナタの手を取って 何度でも 何度でも でも

花束。

いつの間にか 大きくなった左手で 無造作に握られた花束は 君の汚れた靴と地面を見ながら 最後の道を揺られていった 「入学式」と 掲げられた校門を跨いだ あの日から 「卒業証書授与式」と 掲げられた校門を 永遠に出ていく今日までに どんなことがあったんだろう あのバスに乗り この電車に乗り 自転車漕いで 一緒に歩き 時々本氣で走ったりして ふざけて笑ってたまに勉強して 得意にも不得意にも 好きにも嫌いにも 向き合ったり逃げ出したりしながら 同じ時間、同じ空間で息をした

タテトホコ。

守ろうとして 盾と盾が ぶつかって 大きな音が鳴る 守ろうとして 矛と矛が ぶつかって 大きな音が鳴る 今日も聞こえる たくさんの音 盾と矛 ぶつけあって ぶつけあって 今日も聞こえる 虚しい音が 富 地位 名誉 プライド その肉体がなくなれば ぜんぶ持てない 虚構 ぶつかって 音を立てて ばらばらに砕け散って 嗚呼 こんなものは無駄だったねって 嗚呼 こんなものは要らなかったんだねって 投げ出した タテトホコ そのガラクタの山の上で 抱擁ができたなら

脈絡なく最近のお悩みを綴っていく思考。

 ずっと自分の内面をアウトプットする時間がなく、一瞬で一年が過ぎ去ってしまった。  ここ最近はまた書くことに力を入れたいなーと思いつつも、自分のことに留まらず、誰かに依頼された案件であってもなかなか筆(という名の指)が乗らない日がある。  何事も、ある程度のスキルを身に着けてしまえば「えいやー!」でできてしまうことはままあって、わたしの仕事も然りなのだけれど、根が真面目だからかそういうことが性に合わないようで、「ぐぬぬ…」「むむむ…」とおそらくしかめっ面で画面を凝視しては

いつものことなんだけど。。

氣づいたら一ヵ月半ほど経っていて、ちょっとだけ申し訳ない氣持ちでいっぱいです!マイペースに行こうぜお互いに。どうもこんばんは、おはなです。お久しぶりです。はちこの前回の登場を真似ております。たぶん、はちこ本人は氣づいていないと思います。セーフ。 そして報告がいくつかあります!!!(急←) なんとYoutubeをはじめました〜〜〜〜!🎉 うん、急やな笑。 聞いてはいたけどついにできたのねー! おめでとうだよーー!!!✨🎉✨ パソコンとケンカして、旦那に八つ当たりして、

願い事。

ささのは さらさら のきばに ゆれる おほしさま きらきら きんぎん すなご カラフルな 短冊 たくさん 書くの ステキな 願い事 天まで 届け 星に還ろうと されているあなた 今たくさんの願い事を 見ているのでしょうか 五色の短冊に込められた願いを 穏やかに眺めているのでしょうか 変わらないものは何もない世界で また一つ歴史が終わりました 変わらないものは何もない世界だけど 変わらぬようにと守り続けて来た あなたの教えを 愛を これからも携えながら

短冊書きました。

さーさーのーはーさーらさらー と最近口ずさんでいるおはなです。どうもお久しぶりです。近所のお寺に笹と短冊がありましたので、ひっさしぶりに書いてみました。何を書いたかはもちろん内緒ですよそんなもん。はちこに負けず劣らず、みなさんわたしのことも覚えているでしょうか?🌼 3月に妊娠が発覚して、同時につわりになり、 気づいたら6月になっていました(°▽°)ウソデショ 4、5月は寝室から出れず・・・ パソコンも開けず・・・ 完全に浦島太郎状態です。 だいぶ大変だったみたいです