年収交渉は、オファーが出る前に終わっている【知っているだけで年収が300万円変わる転職テクニック】
ぶっちゃけ300万円どころでは無いわけだが、かなり控えめに書いた。転職活動を考えている人がいて、事前にこの記事にあたったならラッキーだ。980円とか1,980円とかのレベルじゃないリターンを約束しよう。
そもそも年収交渉って何よ
ここ最近、Twitterでは年収交渉のネタが飛び交っていた。「現職の年収を上げたいがどうすれば良いか」「転職するときに最初に提示された年俸をそのまま飲み込むべきか」「どうやったらオファー条件をより良いものにできるのか」などなど。どれも切実な問題だし、きちんと向き合うべきだ。
しかし、きちんとした回答が見当たらなかったので俺が書くことにした。
なぜ腹落ちできる回答が見当たらなかったかというと、入力と出力をごっちゃにしていること、そして変えられるものと変えられないもの(自分の影響力が及ぶものとそうでないもの)に対する正しい理解が欠けていること、そして理解が無いゆえに事前の準備として必要なアクションが明示されていないからだ。これらを整理するのがこの記事の目的だ。
そもそも年収交渉とは、雇用主と被雇用者のやりとりではない。雇用者と市場の対話なのだ。なぜなら、年収は代替性の低さで決まる。その低さに対する正しい認識を持ってもらうこと、そして手に入れるために差し出す必要のあるものを理解してもらうこと、これこそが年収交渉なのだ。
「贅沢な生活をしたいのであと300万円ください」ではない。「この人の機能と貢献を得るためには後300万円ほど積む必要がある」と理解してもらうことこそが年収交渉だ。対話の主語と目的語を正しく理解する。すべてはここから始まるのだ。
年収に関する要素を3つのレイヤーに分解しよう。
時間のない人は一番下の箱だけ見てくれ。アクションが一目瞭然だろう。
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