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【要注意】個人投資家が損してしまう原因って?

こんにちは、HEYBITです。

今回は個人投資家たちが損する理由について
お話ししていきたいと思います。

結論から先に言うと、
個人投資家は
「トレンド」売買ができず、
「逆トレンド」売買をしてしまう傾向があります。

そして、それで失敗します。

これはどういうことでしょうか。

私たちは
「安く買って高く売るべき」
だとを学びました。

ところが、個人投資家のほとんどは
これを
「値下がりのものを買って
値上がりのものを売る」
と混同します。

この二つは似ているように見えますが
実は雲泥の差です。

「安く買って高く売る」
というのは確かにその通りです。

しかし
「値下がりのものを買って
値上がりのものを売る」
というのは
「安い時に買って高い時に売る」
と同じように見えますが、
実は全く違います。

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理論的にはみんな知ってるが現実ではそんなうまく行かない(Source: https://shikiho.jp/news/0/67773?refType=beginner))

値下がりの資産は買ってはいけない

なぜ値下がりの資産を買うのが
安く買うのとちがうのでしょうか?

これはすべての資産運用に
共通に存在する重要な属性のせいです。

さらに、この属性は資産運用だけでなく、
自然界でも存在します。

これがまさに「トレンド」です。

トレンドは一種の慣性です。
動きの方向性が変わらず、
維持され続ける性質です。

値上がりの暗号資産(仮想通貨)は上がり続け、
値下がりの暗号資産は下がり続けます。

この原理は暗号資産だけでなく、
株式、債券、不動産、為替、
コモディティなど
すべての資産に共通して適用されます。

トレンドを理解することは
投資するにとても重要です。

この属性を理解できなければ、
逆に、投資して
損してしまうかもしれません。

実は個人投資家の大半は、
この概念を理解できず大損します。

値上がりしている暗号資産は
上昇し続ける傾向があり、
値下がりしている暗号資産は
下がり続ける傾向があるとすれば?

 値下がりしている暗号資産を買うのは
当然、やってはいけません。

前の価格と比べて
安くなったのは事実ですが、
買った後、さらに下がる可能性が
非常に高いからです。

それで結局「高く買った」ことになるのです。

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もちろんトレンドにも慎重に乗らないと、、、

ここでおそらく、
みなさんは考えるでしょう。

「トレンドというものは
確かに存在するようだ。
しかし、価格がいつもそのように
動くわけではないようだ。

値上がりした後、再び下がって、
値下がりして、また値上がりする時も多いではないか。

どうやってトレンドが続くと仮定するのか?」
と。

もちろん、価格の方向性が
永遠に維持されるということではありません。

価格の方向性が
いつ変わるかは分かりませんが、
価格の方向性が変わるまでは
一般的に、
トレンドが維持される属性があるということです。

前述した「移動平均線」が
まさにトレンドを測定する指標のひとつです。

価格が3日、5日、10日または
20日の移動平均より高ければ、
これを「上げ相場」だと定義しました。

最近、価格が大幅に上がったことを
意味するからです。

逆に、
価格が3日、5日、10日、20日の
移動平均より低ければ、
これを「下げ相場」と定義しました。
最近、価格がかなり下がったことを意味するからです。

もう一度チャートをみてみましょう。

5日移動平均で
上げ相場と下げ相場を定義した場合、
上げ相場、つまり最近価格が大分上がった時にだけ
ビットコインに投資してたら、
120,248%の利益を得ることができたはずです。

下げ相場、
つまり最近価格がかなり下がった時にだけ
ビットコインに投資してたら、
96.9%で大損してしまったでしょう。

このように暗号資産市場にも
「トレンド戦略」、
つまり、値上がりの暗号資産に乗っかって
値下がりの暗号資産は売る戦略が
非常に有効だということを検証しました。

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2013.11~2019.12:ビットコインの上げ相場(上)や下げ相場(下)の収益率(5日移動平均基準、手数料抜き)

もちろん、
トレンドをフォローする戦略が
いつも通じるわけではありません。

株価がトレンドを見せずに
上がったり下がったりを繰り返す「往来相場」
もしくは「ボックス相場」、「レンジ相場」では
損失が積み重なります。

しかし、長期的に見れば、
トレンドの方向に乗って
売買することで利益を出すことができます。

なぜなら、大きなトレンドは一度続けば、
動きの幅に制限がないからです。

ずっと相場変動が続いた資産が
急に5倍、10倍、100倍値上がりする場合もあります。

このような大きな値動きで、
細かい損失を一気に挽回することもあります。

実際にリップルは
何カ月も20~30円台で相場が横ばいして、
2017年12月10日から2018年1月4日まで、
つまり25日の間、
25円から476円まで約19倍が高騰したことがあります。

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(Source: https://www.motleyfool.co.jp/archives/5021))

逆に、トレンドの方向に反する売買は
(株価が移動平均より
低い場合は買い、高い場合は売り)、
横ばい期間において、
収益を上げることができます。

ところが、
横ばい期間の収益は制限されています。

少し価格が上がれば、
株価が移動平均の上に行っちゃうから
暗号資産を売るようになるからです。

逆に、損失が出る場合は
その幅に制限がありません。
(なんと恐ろしい!)

ビットコインが
200万円から20万円に
値下がりしたらどうでしょうか?

価格は移動平均の下ではないでしょうか。

トレンドに賭ける投資家らは
価格が移動平均を下回れば
全て売って市場から出てきますが、
逆トレンドに賭ける投資家らは
この損失を全て背負うことになるのです。

したがって、
構造的にトレンドをフォローする売買は
損失が制限され、
収益は増えていく一方、
トレンドに逆らう戦略は収益が制限され、
損失が無限に増えていく構造です。

金融市場は長期的に
必ず大きなトレンドが現れるため、
トレンドに反する投資戦略は
構造的にも損失が累積するしかありません。

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2008年のリーマンショックみたいな例外もありますが。。。

個人投資家の大半は
このような点を考慮せずに
「安く買って高く売る」を
「値下がりのものを買って
値上がりのものを売る」
と混同して大損します。
完全に逆に売買してるからです。

上げ相場・下げ相場を見分けるには?

上げ相場・下げ相場を
区別する指標について話したいと思います。

中の人が使った移動平均のほかにも、
X日前の価格に比べて
値上がりしたか値下がりしたか
区別したり、MACD、RSIなど
上げ相場と下げ相場を分ける指標は
数えきれないほど多いです。

そして、移動平均だけを見ても
3日、5日、10日、20日など
数々の期間を適用することもできます。

ところが、
この中で完璧で理想的な基準はなく、
重要でもありません。

本当に重要なことは、
どの基準、どの期間を活用した指標が
上げ相場と下げ相場を
一番よく区分するのかを知ることではありません。

どんな指標でもいいから一つ選んで、
その指標を基準に上げ相場にだけ取引するのです。

そうすれば、いかなる基準を活用しても、
リターンカーブが
長期的に右肩上がりするしかないのです。

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上げ相場だけに投資しましょう!

「トレンド」をフォローする
トレード戦略を維持すること自体が
どんな具体的な方法を取るかより
とても重要です。

もう一度、とても重要なので
繰り返します。
このブログのキー・メッセージの一つです。

暗号資産は
上げ相場の時のみ売買するべき!

**

ビジネスの世界と投資の世界**

例えば、あなたが
あるお店のオーナーだったとして、
お店の面積を2つに分けて
半分は精肉店で、
残りの半分は
お肉のメニューを出す
レストランで使いました。

精肉店はうまく行かなかったのですが、
レストランは大ブレークし、
いつも数百人のお客さんがたくさん並びました。

この場合、
さらに売り上げを伸ばすために
どういう判断をしますか?

多くの人は
客のない精肉店を縮小または閉店して、
売れてるレストランの面積を増やす
と言うでしょう。

「もう少し稼いでから、
レストランは辞めて、精肉店を拡張しよう。
今までお客さんが減り続けたんだから、
明日からは増えるはずだろう」

という、とんでもない判断をする人は
いないと思います。

しかし、この話を投資に置き換えてみると
売り上げのいいレストランを閉店し、
売り上げの悪い精肉店を拡大するような人は、
意外と投資の世界には結構いるのです。

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売れてるものに賭けるのはビジネスの基本。それは投資の世界でも同じ。

皆さんも投資する際は、
ぜひこのエピソードを思い出してください。

**

映画のご紹介**

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『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
という映画をご紹介します。

トレンドに逆らって
大きな利益を得たトレーダーの話が
気になったらぜひ、ご覧ください。

でも、多くの人はこんなことは
出来ないことを忘れないで(笑)


以上、最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。

今回は暗号資産に投資するタイミングと
具体的な投資方法について
お話ししました。

いかがでしたでしょうか?
もしよろしければ、
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